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南アフリカ代表監督はいったい何者?今大会で指導者を引退!?12日にW杯初戦でメキシコ代表と対戦。74歳で最後のW杯へ【北中米W杯】

text by 編集部 photo by Getty Images
南アフリカ代表 ヒューゴ・ブルース監督

南アフリカ代表のヒューゴ・ブルース監督【写真:Getty Images】



 アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われるFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が日本時間6月12日未明に開幕する。4大会ぶり4回目の出場となる南アフリカ代表は開幕戦でメキシコ代表と対戦。“バファナ・バファナ”(同国代表の愛称)の指揮官を紹介する。

14年ぶりのW杯出場へ導いた74歳の名将


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 南アフリカ代表を率いるのはベルギー出身のヒューゴ・ブルース監督だ。

 1952年生まれの現在74歳。現役時代はベルギー代表DFとして1986年のメキシコW杯でプレーし、4位に入った経験を持つ。

 1980年代から指導者としてのキャリアを築き、クラブ・ブルージュやアンデルレヒト、ヘンクといったベルギーの名門クラブを率いた。ベルギー年間最優秀監督賞を4度受賞している名将である。

 2017年のアフリカネーションズカップでは、主力不在で優勝候補とは見なされていなかったカメルーン代表を大会制覇へ導いた。組織力と規律を重視したチーム作りに定評があり、国際舞台でも結果を残してきた指揮官だ。

 その後、2021年5月に南アフリカ代表監督へ就任。当時の南アフリカは2010年の自国開催W杯以降、大舞台から遠ざかり、低迷期にあった。

 ブルース監督は就任直後から国内リーグや育成環境に対して厳しい提言を行う一方、代表チームの改革にも着手。高齢化していたチームの若返りを進め、タレンテ・ムバサやオスウィン・アポリス、エヴィデンス・マクゴパら若手選手を積極的に抜擢した。

 さらに、戦術面では規律を徹底しながらも、積極的に前へ出る攻撃的なスタイルを浸透させた。



 その成果は着実に表れている。

 2023年のアフリカネーションズカップでは3位に入り、フェアプレー賞も受賞。北中米W杯アフリカ予選では、スター選手を数多く擁するナイジェリア代表を上回って、グループ首位で本大会出場権を獲得した。

 現在の南アフリカ代表は、国内強豪のマメロディ・サンダウンズやオーランド・パイレーツ所属選手が多くを占める。個の力で勝負するチームではないが、長期間にわたって築かれた連係と組織力はアフリカ屈指と言えるだろう。

 そして、この北中米W杯は指揮官自身にとっても特別な大会となる。

 ブルース監督は大会終了後の引退を表明しており、今回が監督人生最後のW杯となる見通しだ。

 2010年の南アフリカW杯では開催国として史上初のグループリーグ敗退という苦い歴史を残した南アフリカ。14年ぶりに戻ってきた世界最高峰の舞台で、ブルース監督は代表史上初の決勝トーナメント進出という新たな歴史を刻めるだろうか。

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