
モロッコ代表、選手名鑑【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が現地時間6月11日に開幕を迎える。48チームが参加して全104試合が開催される史上最大規模の世界大会には、果たしてどのような選手たちが参戦するのだろうか。今回は、3大会連続7回目の出場となるモロッコ代表の招集メンバー26人と基本フォーメーションを紹介する。※成績は6月1日時点。[4/6ページ]
ミッドフィルダー
ソフィアン・アムラバト(背番号4)
生年月日:1996年8月21日(29歳)
所属クラブ:ベティス(スペイン)
2025/26シーズン成績:17試合出場/0得点/0アシスト
代表通算成績:73試合出場/0得点/3アシスト
ピッチ上の危険をいち早く察知し、ガツンと身体をぶつけてボールを奪う守備的MF。カバー範囲も非常に広い。前回大会は全試合フル出場で躍進に貢献し、エムバペとの競走のシーンは語り草に。AFCONで満足にプレーできなかった原因だった足首の怪我は大会後に手術して完治し、万全の状態で本大会に臨む。兄のノルディンも元モロッコ代表で、ロシアW杯ではともにメンバー入りした。
サミル・エル・ムラベ(背番号15)
生年月日:2005年10月6日(20歳)
所属クラブ:ストラスブール(フランス)
2025/26シーズン成績:33試合出場/1得点/3アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点/0アシスト
優れたプレービジョンと広いパスレンジで中盤を司る逸材。球際に強く、守備でも計算できる。有望な若手が揃うストラスブールでレギュラーを獲得したその実力は本物だ。育成年代ではフットサルの選手としても有望で、スペインからはプロ選手としてのオファーもあったが、それを断ってストラスブールの下部組織に戻った。3月に代表初招集され、エクアドル戦でデビュー。
アユブ・ブアディ(背番号6)
生年月日:2007年10月2日(18歳)
所属クラブ:レンヌ(フランス)
2025/26シーズン成績:30試合出場/0得点/1アシスト
代表通算成績:1試合出場/0得点/0アシスト
年齢離れした落ち着きを持つワールドクラス候補性がモロッコ代表を選択してW杯に参戦。有機的にボールに関わり、細かいタッチでプレスを回避してボールを運ぶMFで、まだ10代ながら既にシニアレベルで100試合近い経験を持つ。サッカーを一時的に忘れるための手段として通信制大学で数学の公理や原理の証明について研究しており、数学にはサッカーとはまた違った美しさがあると語る。
ナイル・エル・アイナウィ(背番号24)
生年月日:2001年7月2日(24歳)
所属クラブ:ローマ(イタリア)
2025/26シーズン成績:25試合出場/1得点/2アシスト
代表通算成績:15試合出場/2得点/0アシスト
中盤の広い範囲をカバーし、抜群の危機察知能力と球際の強さでボールを回収するMF。展開力も抜群で、現代表では中盤の柱となる。AFCONでは全試合にフル出場して八面六臂の活躍を見せた。父ユーネスは世界ランキング最高位が14位の名テニスプレーヤーだが、本人はずっとテニスよりサッカーが好きだったと語り、小さい頃からサッカー一筋。
アゼディン・ウナヒ(背番号8)
生年月日:2000年4月19日(26歳)
所属クラブ:ジローナ(スペイン)
2025/26シーズン成績:24試合出場/5得点/3アシスト
代表通算成績:47試合出場/9得点/9アシスト
細かいタッチのドリブルでプレスを回避し、ライン間をすり抜ける痩躯のMF。抜群のテクニックで密集をすり抜け、絶妙なパスでチャンスを作って鮮烈なインパクトを残した前回大会後はキャリアが停滞するも、今季ようやく復調し、上り調子だ。幼少期に自分より大きな相手ばかりの中で生き残るために身につけた、接触を避けてボールを扱うプレースタイルが今に繋がっている。
ビラル・エル・カヌース(背番号23)
生年月日:2004年5月10日(22歳)
所属クラブ:シュツットガルト(ドイツ)
2025/26シーズン成績:25試合出場/4得点/5アシスト
代表通算成績:35試合出場/3得点/2アシスト
ライン間で半身で受け、運びのドリブルや精密なスルーパスでチャンスに結びつける創造性豊かな攻撃的MF。運動量が豊富で前からのプレスの強度が非常に高い点が特徴だ。前回大会は未招集ながらサプライズ選出されたが、3位決定戦のみの出場に終わった。ベルギー生まれだが、祖父母の故郷に敬意を示すために早い段階からモロッコ代表を選択することを決めていたと語る。
イスマエル・サイバリ(背番号11)
生年月日:2001年1月28日(25歳)
所属クラブ:PSV(オランダ)
2025/26シーズン成績:27試合出場/15得点/8アシスト
代表通算成績:28試合出場/7得点/1アシスト
質と量を兼備する攻撃的MF。パワフルな運びのドリブルで全体の重心を上げ、エリア内に入ってサイドからのクロスに飛び込む。MFとしては傑出した得点力を持っており、今季は所属クラブでキャリアハイの15得点を記録して優勝に貢献した。14歳の時、新シーズンの1日前に「太り過ぎ」という理由でアンデルレヒトのユースから退団させられた過去がある。
