サッカー日本代表の堂安律【写真:元川悦子】
日本代表は現地時間6月23日、ベースキャンプ地のナッシュビルでトレーニングを行い、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)グループステージF組第3節・スウェーデン代表戦の舞台ダラスに移動した。堂安律はチームの勝利を最優先する現在の心境や、日本代表が持つ一体感について語った。
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「この大会はそういうエゴを出す大会じゃない」
日本代表はチュニジア代表戦に4-0で快勝し、勝ち点4でグループステージ最終節を迎える。
引き分け以上で2位以内が確定する状況だが、堂安律は「森保(一)さんが監督になってから、一度も負けていい試合なんてないと話していましたし、状況がどうであれ、勝ちに行くことは日本代表として戦う以上当たり前」と語り、スウェーデン代表戦でも勝利だけを目指す姿勢を強調した。
元スペイン代表のチアゴ・アルカンタラ氏が「日本は他人のために走れるのが強み」と評価したことについて問われると、堂安はそれが特別なことではないと語った。
「僕たちとしては当たり前のことなので、それを評価されてもという感じですけど、森保さんがそれぐらい選手に言ってるかといったらそうでもなくて。それが当たり前のベースになってるということが今のチームの状況を表していると思う」
その背景には激しい競争があるという。
「それをしないと試合に出られないというチームの競争率がある。一人の選手がそれをやらなくて、それでも得点を取って試合に出られるかというと、今の日本代表はそうじゃない。それをサボれば試合に出られないという緊張感と競争の中で起きていることなので。それが全てじゃないですか」
チュニジア戦後に公開された『Team Cam』で長友佑都が選手たちを鼓舞した場面にも触れた。
「あの映像で僕たちのチームの雰囲気はもうわかると思いますし、あれが本当にリアルな映像だと思うので。よく流したなと思いながら…アレですけど(笑)。ああいう気配りができるベテラン選手というのは非常に必要な役割だと思うので、本当に助かるなと思って聞いていました」
さらに、長友は日本代表の背番号10の献身性を高く評価。「彼には絶対、いつかチャンスのときにボールがこぼれてきて、彼がすべて持っていくんでしょうね」とも語っていた。
「僕自身も得点を取れるという確信はなぜかあるので。全く心配してないですし、今は自分の得点よりもチームが勝つことのプライオリティが高いのは隠さない気持ちです。自分のゴールよりもチームの勝利というのは本当に変わってない。ただ、本当に自分のゴールが必要なときがくると思ってますし、必ずこぼれてくるという謎の信頼があるので(笑)」
堂安は今大会の日本代表について、「この大会はそういうエゴを出す大会じゃないということは全選手が認識している。それがしたいやつは大会が終わってからしてくれって思いますし、これはそういう大会じゃないので」とも説明する。
先発と途中出場の垣根なく戦える現在のチームについて、「60分戦って残り30分は他の選手が出て仕留めに行くという考え方だと、また変わってくる。それだと日本代表としても勝てる確率は上がってくる」と手応えを口にした。
個人の結果よりもチームの勝利を優先する姿勢。堂安の言葉からは、今大会の日本代表が持つ強固な結束力と総力戦への自信がうかがえた。
(取材:元川悦子、文:編集部)
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