国際サッカー連盟(FIFA)は24日、ネパールサッカー協会(ANFA)を即時の資格停止処分としたことを発表した。FIFAは、ネパール政府機関によるサッカー協会運営への介入がFIFA規約に違反すると判断した。現地メディア『Nepal News』が状況を伝えている。
ネパールサッカー協会が資格停止処分
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ANFAはネパール国内のサッカー統括団体で、男女代表チームや国内リーグの運営を担っている。今回の処分により、ネパール代表は男女および年代別を含め、FIFA加盟国との公式戦や親善試合を実施できなくなったほか、国際大会への参加資格も停止されることとなった。
FIFAによると、問題の発端は2026年3月にネパール国家スポーツ評議会(NSC)がANFA執行部を一時停止処分としたことだった。FIFAとアジアサッカー連盟(AFC)は事前に承認していたANFAの選挙プロセスに対し、政府機関が介入したと判断。4月以降も改善を求めていたが、十分な是正措置が取られなかったとして資格停止に踏み切った。
NSCはその後、執行部停止措置を解除したものの、ANFAの定款改正や地方協会選挙の実施を求める指示が残されたままであり、FIFAは「第三者による継続的な干渉」と結論付けた。
ANFAの資格停止はネパールサッカー史上初めて。過去には2015年に元会長ガネシュ・タパ氏が汚職問題でFIFAから10年間の活動禁止処分を受け、2021年から2025年にかけては資金管理問題によりFIFAの監視下に置かれていたが、協会自体が資格停止となるのは今回が初となる。
さらに今月には、ANFAのパンカジ・ビクラム・ネンバン会長やキラン・ライ事務総長らが、財務問題に関する調査を理由に出国を差し止められ、FIFAワールドカップ2026関連行事への参加を断念する事態も発生。政府機関との対立や法廷闘争、選挙延期など混乱が続いていた。
資格停止中はFIFAやAFCからの育成資金も凍結される見込みで、国内リーグや育成事業、スポンサー契約などにも影響が及ぶ可能性がある。
FIFAは、ネパール政府側がANFAへの介入を完全に撤回し、協会の自主性が回復されたことを確認できれば処分解除を検討するとしているが、解決までには時間を要する可能性も指摘されている。
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