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日本代表、なぜ町野修斗だったのか。戦術的というよりは消去法? 露呈した大会前からの懸念

text by 編集部 photo by Getty Images

サッカー日本代表、町野修斗
サッカー日本代表FW町野修斗【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)決勝トーナメント1回戦でブラジル代表に敗れた日本代表。一方的に攻撃され続ける展開の中、森保一監督は78分に今大会初出場の町野修斗をピッチに送り込んだ。

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なぜ、あのタイミングで町野修斗だったのか。

 佐野海舟の1点によって後半から火がついたブラジル代表は、GK以外全員が日本代表陣地に押し込むほど、ギアを上げ得点を奪いに来ていた。

 苦しい状況を打開できない日本代表は、56分に失点。その後も同じような展開が続いたこともあって森保一監督は、両WBの選手をチェンジする。

 これは、大外のディフェンス対応やヘディングの対策を考慮した交代だった。

 その約10分後に、伊東純也に変えて町野修斗を投入。ここに来て今大会初出場のFWを切り札として選択した。

 伊東と交代させたということは、シャドーをし、スピードに期待できる選手として町野を選んだと考えられるが、勝ちに行くことを考えるのであれば、オランダ戦で同点弾を演出した小川航基を入れて、上田綺世との2トップにすることの方がまだ納得がいく。



 とはいえ、あの試合展開を考えると、小川でも大きく状況を変えることはできなかっただろう。

 他のアタッカー陣を見ても経験の浅い塩貝健人や後藤啓介、未だプレーの最適解が見つかっていない鈴木唯人しかいない。

 これらのことを考えると「町野を選んだ」というより「町野しかいなかった」という認識の方が正しいのかもしれない。

 大会直前で負傷した三笘薫や復帰が間に合わなかった南野拓実、オランダ代表戦で負傷してしまった久保建英といったこれまで日本代表の攻撃を支えた主軸の不在によって、今回のような交代策になったと考えるのが妥当だ。

 重要な一戦で、大会前から懸念されていたシャドーの層の薄さがここまで露呈してしまうのは、森保監督を始めとしたスタッフ陣のミスと言わざるを得ない。

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