FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)・ラウンド32で、日本代表はブラジル代表と対戦して1-2で敗れた。この試合で「差」が生まれたのは、両チームの選手層であったことは間違いない。
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日本代表の敗因となった選手層
ブラジルは後半、ガブリエウ・マルティネッリやエンドリッキらを投入。一気に攻撃に迫力が増し、45分間で2点を奪った。マルティネッリは決勝点を決めている。
一方の日本が途中から送り出したのは菅原由勢と鈴木淳之介、これが初出場の町野修斗。菅原と鈴木は守備の選手で前線に厚みをもたらすタイプではなく、町野は周囲との連係に不安を残していた。結果、日本は前に出られず、ブラジルに押し込まれ続けたことで、最後は耐えきれなかった。
試合後に吉田麻也は、森保ジャパンとして強みとしていたシャドーのポジションの層が薄かったと認めた。三笘薫と南野拓実にアクシデントがあり、さらに大会中に久保建英まで負傷。いずれも主力級であり、チームにとっては大きな痛手だった。
だが、南野と三笘に関しては大会前から離脱がわかっていた。そうした中で経験値の浅い塩貝健人と後藤啓介、鈴木唯人の3人を招集したことに疑問の声が挙がったが、森保監督はそこに対するアンサーを出していない。彼らは結局、重要な局面でピッチに立つことがなく、信頼されていなかった。
そして重要なブラジル戦でシャドーの問題が浮き彫りとなった。先述の通り久保のアクシデントが想定外だったことは確かだが、若手3人ではなく、1人でも経験値がある選手を入れておけば、また違ったのではないか。
その筆頭格が守田英正だ。森保ジャパンの経験値は申し分なく、戦術理解度も技術も申し分ない。結果としてメンバーに選ばれなかったが、実力的には26人に入るべき人物だった。
守田がいれば鎌田をシャドーで固定することができた。鎌田と佐野海舟のボランチコンビがファーストチョイスで変わらないとしても、両者の負担を減らすこともできたはずだ。
今大会は実質、鎌田、佐野、田中の3人でボランチを回しており、高い稼働率を誇った鎌田はブラジル戦で足の違和感を覚え途中交代を余儀なくされた。もしブラジルに勝っていてもラウンド16での出場は難しかったようで、そうなるとさらに選手層に頭を悩ませることになっていただろう。
藤田譲瑠チマもそうだ。ボランチとシャドーができる存在で、経験値はそれほど多くないものの、森保監督の下で継続して呼ばれていた。スタメンを張る実力がまだないにしても、ベンチに置いておけば使い勝手は良かったはずだ。
結局、シャドーでプレーできる選手を多めに呼んでおきながら、最後はそこが手薄になるという矛盾を起こした森保ジャパン。結果論かもしれないが、26人を選考した時点で厳しかったのかもしれない。
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