【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)決勝、スペイン代表対アルゼンチン代表の一戦を前に、式典の遅れなどでキックオフが遅延する事態となった。ニューヨーク/ニュージャージー・スタジアムで行われる大一番を巡り、英紙『The Guardian』は式典の遅れや過剰な演出に皮肉を交えて伝えている。
スペイン代表対アルゼンチン代表
同紙によると、試合開始90分前に始まる予定だったクロージングセレモニーは定刻になっても開始されず、キックオフが遅れたという。背景には、ドナルド・トランプ米大統領の来場に伴い、会場入口でシークレットサービスによる警備が行われていたこともあると伝えられている。
さらに、会場周辺では入場面でも混乱が起きていた。スペイン紙『El País』は、スタジアムへのアクセスが容易ではなく、報道関係者の入場口で大きな列ができ、場内に入るまで1時間以上かかっていると報道。大会組織委員会やスポンサー関係者向けの入口にも列ができていたという。
こうした状況に対し、『The Guardian』は強烈な皮肉を展開した。同紙は、キックオフ遅延を嘆くどころか「そもそも試合をする必要があるのか。星条旗だらけのお祭り騒ぎを、なぜサッカーが邪魔しなければならないのか」といった趣旨で伝え、サッカーよりも式典や政治的演出、エンタメ要素が前面に出ている状況を揶揄している。
今大会の決勝では、試合前セレモニーに加え、W杯決勝として初めて本格的なハーフタイムショーも予定されている。豪華演出が注目を集める一方で、入場の長蛇の列や式典遅れによって、主役であるはずの試合そのものが後回しになっているとの見方も広がっている。
世界一を決めるスペイン対アルゼンチンの大一番は、キックオフ前からピッチ外の混乱と皮肉に包まれる形となった。
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