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スペイン代表は運もよかった!? 決勝トーナメントでは相手のキーマンが相次いで負傷。思わぬ追い風受けて世界一へ

text by 編集部 photo by Getty Images
スペイン代表
北中米W杯優勝を果たしたスペイン代表【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)は、スペイン代表の優勝で幕を閉じた。しかし、その快進撃の裏では、対戦相手のキーマンが負傷によってピッチを去る場面も相次いでいた。盤石の強さを誇ったラ・ロハに、“追い風”が吹いていたことも確かだ。

相次いだ相手キーマンの負傷交代

 決勝では、アルゼンチン代表が終始スペイン代表に主導権を握られる展開となった。その中で、前半終了間際にはDFリサンドロ・マルティネスが負傷により交代を余儀なくされるアクシデントが発生した。

 今大会、守備の要として奮闘していただけに、アルゼンチンにとっては大きな痛手となった。

 さらに70分には、同じくセンターバックのクリスティアン・ロメロも負傷交代。守備陣が相次いで離脱する緊急事態に見舞われたことで、リオネル・スカローニ監督も攻撃的なカードを切ることが難しくなった。これは指揮官にとって大きな誤算だったはずだ。

 大会を振り返ると、スペインは決勝までの道のりで、相手のキーマンが負傷によってピッチを去る場面に何度も遭遇している。

 ラウンド16のポルトガル代表戦では、左サイドバックとして攻守に貢献していたヌーノ・メンデスが後半途中に負傷交代。続く準々決勝のベルギー代表戦では、守護神ティボー・クルトワが突然ピッチに座り込み、ハイドレーションブレイク明けに交代を要求した。

 その後代わって投入されたセンヌ・ラメンスのミスから、ミケル・メリーノが決勝点を奪っただけに、この負傷交代は試合結果に大きな影響があった。

 続く準決勝のフランス代表戦では、絶対的な守備の柱であるウィリアン・サリバがPKによる失点直後にピッチに座り込み、無念の交代。守備の要を失ったフランスは明らかに動揺し、その後は歯車が狂って機能不全に陥った。

 このように、決勝トーナメントでは4試合連続で、しかも相手の守備を支えるキーマンが負傷によってピッチを去っている。

 今大会のスペインは、圧倒的な強さを見せつけて優勝を果たした。しかし、相手の守備の要が次々とピッチを去ったことが、ラ・ロハの快進撃を後押ししたのもまた事実だ。

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