ドナルド・トランプ大統領【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)がスペイン代表の優勝で幕を閉じた直後、ドナルド・トランプ米大統領が早くもW杯の米国再開催に意欲を示した。米メディア『Sports Business Journal』は、トランプ大統領が「すぐに再び開催を申請する」と発言したことを伝えている。
“W杯再開催”をFIFA会長に要求
同メディアによると、トランプ大統領は『FOX Sports』のインタビューで、当初は米国開催に懐疑的だったと認めた一方、大会の盛況ぶりを受けて考えが変わったと説明。さらに、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に向けて、次のように語ったという。
「いい考えがある。次は2か国共催にすればいい。まずアメリカ開催を発表し、あとからもう1カ国を加える。そうすれば反発や衝撃も和らぐだろう。いずれにしても、我々はすぐにもう一度、開催を求めるつもりだ」
もっとも、米国での再開催がすぐに実現するわけではない。2030年大会はスペイン、ポルトガル、モロッコを中心に、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイでも一部試合が行われる予定で、2034年大会はサウジアラビア開催が決まっている。
そのため、アメリカが次に狙える大会は早くても2038年となる。現在の大陸別ローテーションを踏まえれば、同大会ではオセアニアと北中米カリブ海地域に開催資格が生じるため、米国が有力候補となる可能性は十分にある。
米紙『San Francisco Chronicle』は今大会を成功と認めながらも、閉幕の仕方に厳しい視線を向けた。同紙は「米国は、ぎこちない終わり方をせずにW杯を開催するところまで、あと一歩だった」と皮肉り、決勝周辺の過剰演出やW杯再開催を要求したトランプ大統領を批判している。
同紙は、FIFAを「腐敗し、不透明で、金もうけに走る組織」と表現。高額化したチケット、史上最大規模となった大会、そして広告収入を狙ったような給水タイムを問題視し、試合の流れを止める“米国化”が世界のサッカーファンから反感を買ったと指摘した。
さらに決勝についても、トム・クルーズ氏によるスピーチを「定型文の自己啓発セミナーのようだった」と評し、ハーフタイムショーを含む過剰な演出を「ばかげたアメリカ式の過剰生産」と酷評。表彰式では、トランプ大統領がブーイングを浴び、スペインの歓喜に入り込んだことも「最も気まずい場面」として取り上げている。
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