
バレンシアCF 佐藤龍之介【写真:Getty Images】
第1節のベティス戦が延期となったため、佐藤龍之介はセルタ・デ・ビーゴとの第2節で、念願のラ・リーガデビューを果たした。いきなり開幕スタメンに名を連ねると、57分間のプレーで確かな存在感を発揮。名門バレンシアで始まった新たな挑戦は、今後への期待を抱かせる船出となった。(文・佐藤彰太)[2/2ページ]
攻撃陣の迫力不足は否めず…

ブーイングを浴びたバレンシアCFのカルロス・コルベラン監督【写真:Getty Images】
本拠地のメスタージャでは、試合中にコルベラン監督の消極的な采配に対してブーイングが飛ぶ場面もあった。開幕戦で勝ち点1を得たとはいえ、チーム全体としてさらなるブラッシュアップが必要であることを印象づける一戦となった。
ラ・リーガの中でも資金的に余裕のない中堅クラブでは、移籍市場が閉まる直前に補強を進めるケースも少なくない。
実際、佐藤がピッチを退いた後のバレンシアを見ると、前線の停滞感は否めなかった。攻撃陣の補強は、チームにとって急務と言えるだろう。
そして、どのような選手が加わるかは、佐藤の今後にも大きく影響するはずだ。自身の動き出しを活かしてくれる選手が増えれば、得点やアシストといった数字を残すチャンスも必然的に増えていく。
とはいえ、早くもバレンシアニスタの期待を集める佐藤。19歳の若き日本人が、ラ・リーガの舞台でどこまで飛躍を遂げられるか。ここからの歩みに注目したい。
(文・佐藤彰太)
【著者プロフィール:佐藤彰太 フットボールチャンネル編集部】
1997年兵庫県生まれ、広島育ち。2025年よりフットボールチャンネル編集部に所属。2011/12シーズンのUEFAヨーロッパリーグ決勝でラダメル・ファルカオのプレーに心を奪われて以来、アトレティコ・マドリードのファンとなり、そこからラ・リーガの世界に深く魅了される。これまでの現地観戦は恐らく30試合以上に及ぶ。現地での交流を通じて、ラ・リーガ複数クラブと関係を築き、元アルゼンチン代表MFエベル・バネガと食事を共にしたほか、元スペイン代表DFセルヒオ・ラモスとも親交を深めるに至った。なお、スペインの空気を吸った瞬間に人格が変わると周囲から評されており、前世はスペイン人であることが有力視されている。
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