現役・元サッカー選手が、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に対して「変化が必要」と訴える声明を発表した。英『BBC』が25日に報じている。
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元マンチェスター・ユナイテッドのミカエル・シルベストル氏が声明を発表
元マンチェスター・ユナイテッドDFでフランス代表としてもプレーしたミカエル・シルベストル氏が、FIFAの「Players’ Voice Panel」のメンバーとして声明を発表。SNS上では、イングランド女子代表DFルーシー・ブロンズや元フランス代表のエマニュエル・プティ氏、元イングランド代表GKデイビッド・ジェームズ氏らも声明を共有した。
声明では「もう十分だ」と題し、インファンティーノ会長率いる現在のFIFAの運営に対して強い懸念を表明。「世界中の何百万人ものファンとまったく同じ懸念を共有している」とした。
さらに、「FIFAの現在のリーダーシップの下で、私たちが愛するサッカーが本来の価値から遠ざかっていくのを見てきた」と批判。主要な決定が選手への相談や考慮なしに行われ、サッカーを支えるファンの存在も十分に考慮されていないと主張した。
その上で「変化が必要だ。権力によって、現在の指導部は自らの利益とサッカーにとって何が最善なのかを区別する能力を失っている」と訴え、「最近の出来事によって、沈黙することは不可能になった」と続けた。
背景には、インファンティーノ会長がワールドカップを含むFIFA主催大会の権益を民間投資家に売却する計画などをめぐる反発がある。
FIFAをめぐっては近年、複数の大陸連盟からも批判が強まっている。欧州サッカー連盟(UEFA)はFIFA主催大会のボイコットを示唆しており、アレクサンデル・チェフェリン会長は、インファンティーノ氏が辞任するか、来年3月の選挙で対立候補に直面することを予想しているという。イングランド、ウェールズ、スコットランドの各協会を含む複数の加盟協会も支持を撤回している。
一方で、インファンティーノ氏を支持する声もある。元バルセロナFWでカメルーンサッカー連盟会長を務めるサミュエル・エトー氏は、同氏が「何も悪いことをしていない」と擁護。
「インファンティーノはサッカーを変えた。これまでワールドカップに参加する機会がなかった国々に、その機会を与えた」と評価し、アフリカのサッカー界にも大きな貢献をしているとの見方を示した。
選手側からも異議を唱える声が上がったことで、FIFAをめぐる議論はさらに激しさを増している。
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