
2026年夏の日本人選手移籍まとめ【写真:Getty Images】
GK鈴木彩艶のアストンヴィラ移籍を筆頭に、今夏は欧州サッカー界における日本人選手に関する取引も目立った。期限ギリギリの契約も多数あり、各々の選手のファン・サポーターは固唾をのんで見守っていたに違いない。新天地を求めた者、現在地に踏みとどまった者――今夏の移籍市場を彩った主な日本人選手たちの動向をまとめた。
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駆け込みディールも多数発生
2026年北中米ワールドカップでの日本代表の激闘を追い風に、今夏の欧州移籍市場は多くの日本人選手が大きな扱いを受けた。
象徴的だったのがGK鈴木彩艶で、パリ・サンジェルマンが撤退した後にアストンヴィラが総額3500万ユーロ(約63億円)を投じて獲得し、クラブ史上初のアジア人選手となった。
FWでは前田大然がセルティックからイプスウィッチ・タウンへ完全移籍。前田の移籍金はセルティック退団の日本人選手として過去最高額と伝えられた。(参照:Sky Sports)
守田英正はスポルティングCPからハル・シティへ。佐藤龍之介はFC東京から直接バレンシアに加わるなど、若手の海外挑戦も相次いだ。板倉滉はアヤックスから古巣ボルシア・メンヒェングラートバッハへ復帰し、富安健洋はアーセナル退団後のアヤックス在籍期を経てクリスタル・パレスと契約を果たす。
旗手怜央はセルティックからバーンリー、伊藤敦樹はヘントからボルトン、上田綺世はフェイエノールトからリール、中村敬斗はスタッド・ランスからリヨンへ、移籍期限ギリギリに駆け込みで決着したケースも目立った。
シント=トロイデンVVは今季も重要な経由地に
さらに横田大祐がハノーファー96からレンジャーズへ、橋岡大樹がスラヴィア・プラハからボルシア・メンヒェングラートバッハへローンで加わっており、すでに移籍先で実戦デビューを果たす選手もいる。
NECナイメヘンからPSVへステップアップを果たした佐野航大に至っては、リーグ戦2節からの出場にも関わらず、すでにチャンスメイク数「6」を記録して、チーム内4位の決定機創出を数えている。
このほか中山雄太がJリーグの町田ゼルビアからセルビアの名門レッドスター・ベオグラード、セレッソ大阪から髙橋仁胡がレンタルでドイツ2部のホルシュタイン・キールに加入した。
一方、話題になりながら実現しなかった移籍も多い。三笘薫にはバイエルン・ミュンヘンの関心が伝えられたが、本人がブライトン残留と契約延長の意思を表明(参照:Sky Sports)。久保建英も『CaughtOffside』によってリヴァプールが80億円規模の資金を用意したと報じられたが、レアル・ソシエダに残留した。
堂安律はサウジアラビアのアル・イテハド移籍で一度チーム間合意に達しながら本人の意向で破談、フランクフルトに残ることになった。伊藤洋輝もアヤックスへの売り込みが浮上したが、バイエルンのスポーツディレクターを務めるクリストフ・フロイント氏が同選手の退団を否定した。(参照:『キッカー』)
今や欧州リーグに挑戦する日本人選手にとって重要な経由地であるシント=トロイデンVVにも、多くの動きがあった。山本理仁がブンデスリーガのフライブルクに加入し、レンタル移籍で約1年同クラブで結果を残した後藤啓介も山本に続いた。
Jリーグからは新たに荒木遼太郎と石渡ネルソンを迎え、トッテナムからローンで高井幸大をチームに加えた。キャプテンの谷口彰悟をはじめ、今季は8人の日本人選手と共にリーグを戦う。
一方、伊藤涼太郎はシント=トロイデン退団後、フリーの状態が続いている。無所属の選手の場合、移籍期限に関係なく各クラブは声をかけることができる。引き続き、動向を見守りたい。
今夏も様々なドラマがあった移籍市場。残留・移籍に関わらず、新シーズンでは熱い戦いが続く。
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