ロナルド・アラウホ【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのリヴァプールは現地時間4日、敵地でイプスウィッチ・タウンと対戦し、2-0で勝利した。開幕2試合をいずれも2-2で引き分けていたアンドニ・イラオラ監督にとって、これが就任後初勝利。なかでも注目を集めたのが、本職センターバック(CB)のDFロナルド・アラウホを右サイドバック(SB)で先発させた采配だった。
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空中戦全勝、デュエルも圧勝
リヴァプールは前節のノッティンガム・フォレスト戦から先発を1人だけ変更し、DFジェレミー・フリンポンに代えてアラウホを右SBで起用した。
もっとも、アラウホの右SB起用は完全な“奇策”ではない。今夏にバルセロナから期限付き移籍で加入した際には、「CBでありながら右SBでもプレーできる」と紹介。イラオラ監督も8月のインタビューで「彼はCBだが、右SBでも我々の力になれる」と説明しており、加入当初から右SBの選択肢として想定していた。
さらにイプスウィッチ戦前にも、ブラッドリーとジョー・ゴメスの離脱で右SBの人数が「間違いなく少ない」と認めたうえで、「右SBでプレーできるソボスライ・ドミニクやロナルド・アラウホを評価している」と発言。複数ポジションをこなせる選手の存在は「非常に価値がある」と語っていた。
その期待に応えるように、アラウホはプレミアリーグ初先発で躍動した。データではデュエル10回中9回に勝利し、空中戦は6戦全勝。地上戦でも4回中3回を制し、クリア7回はチーム最多タイだった。さらに縦パスを5本、アタッキングサードへのパスを6本記録するなど、ビルドアップでも存在感を示している。
現地メディア『This Is Anfield』は「素晴らしいパフォーマンスだった」と評価し、アラウホが10試合ぶりのクリーンシートの重要な要因になったと指摘。「この内容なら右SBの座を維持すべきだ」と継続起用を支持している。「このまま右SBに」「素晴らしかった」「守備全体のバランスが良くなった」と、サポーターから称賛の声が相次いでいることも紹介した。
リヴァプールにとって無失点は公式戦10試合ぶり。高さと対人守備で安定感をもたらしたアラウホが、今後も右SBで継続的に起用されるのか。イラオラ監督に新たな選択肢が生まれた一戦となった。