U-20日本女子代表の副キャプテンを務める樋口梨花【写真:Getty Images】
FIFA U-20女子ワールドカップ(W杯)ポーランド2026が9月5日に開幕した。2018年大会以来となる3大会ぶり2度目のW杯制覇を目指すU-20日本女子代表(ヤングなでしこ)は日本時間6日、グループステージ初戦でニュージーランドと対戦し、2-1で競り勝った。副キャプテンを務めるちふれASエルフェン埼玉の樋口梨花がオンライン取材に応じ、初戦を振り返った。
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副キャプテンとして「3人会議」も。目指すは「世界一走る」チーム
ニュージーランド戦に左のインサイドハーフで先発した樋口梨花は、前半45分間のプレーとなったが、縦へのパスや2列目からの飛び出し、ボールを失った直後の奪い返しなどで攻守に積極的に関わった。
試合後に挙げたのは勝利の中で見えた課題だった。
「チームとしてはまず初戦を戦った中で、なかなか点が入らない難しい試合だったので、ゴール前での崩しの部分をもっとお互いに共有して、シュートを決め切る部分は改善するべき点かなと思いました」
日本は前半だけでコーナーキック10本、シュート16本を放ちながら、0-0で折り返した。後半に松永未夢が先制点を挙げたものの、同点に追いつかれ、90+2分の決勝PKで勝ち越すという展開。試合全体を通してシュート29本を打ったが、なかなか決め切ることができなかった。
「結構打てるときに打てるシーンもあったんですけど、打ち切れないシーンも多くあったので、まずは積極的にゴールを狙って足を振るということ。数を増やす部分が一番大きいのかなと思います」
課題を挙げた一方で、日本の強みも感じている。ニュージーランドとの試合を通じて、樋口が挙げたのは「アジリティ」だ。
「日本人の強み、アジリティの部分は通用しますし、守備の部分でも球際の強さだったり、1人1人の個の技術、テクニックはそういう部分が大きいと思ったので、そこで日本は勝てたらいいなと思います」
今大会で樋口は、キャプテンの岩崎有波、同じく副キャプテンの眞城美春とともにチームを支える立場でもある。
「この大会が始まってから、キャプテン、副キャプテン同士で3人で会議みたいな、3人会議みたいなことはちょっとやったりします。
一番はチームの雰囲気作りを意識して話し合ったりもしていますし、オフの部分ではだいぶ回数も重ねているので、チーム内の雰囲気はすごくコミュニケーションも取れていて、リラックスできて喋れているので、それがサッカーのオンの部分でも発揮できているのかなと思います」
グループステージは中2日で行われ、最大7試合を戦うタフな大会となる。試合の中で成長していくことも必要になってくるが、世界一奪還に向けて樋口が必要だと感じていることは「世界一走る」ことだった。
「日本が勝つためにはやっぱり他のどこの国よりも勝る部分がないと優勝できないと思う。世界一走るということは、このチーム内で目標としていることのひとつでもあるので、その世界一走るという目標を達成することができれば、他の国よりも勝つチャンスはすごく大きくあるのかなというふうに考えています」
次戦は日本時間9月10日未明にアメリカと対戦する。樋口は「結果につながる得点だったり、アシストだったり、そういう部分で見せていけたらいい」と意気込みを語った。
(取材・文:竹中愛美)
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