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J1 5時間前

「ハンドにすべきだった」福岡対C大阪の判定に審判委が見解。VARも介入せず「改善の余地がある」

text by 編集部 photo by Getty Images

アビスパ福岡対セレッソ大阪
アビスパ福岡対セレッソ大阪【写真:Getty Images】



 日本サッカー協会(JFA)審判委員会は9日、メディア向けのレフェリーブリーフィングを実施し、2026/27シーズンの明治安田J1リーグで起きた判定事象を振り返った。その一つが、第2節のアビスパ福岡対セレッソ大阪で起きたハンドをめぐる判定だ。現場では反則とされず、VARも介入しなかったが、審判委員会は「ハンドにすべきだった」との見解を示した。

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手にボールが当たったからといって、全部ハンドの反則ではない」が…

 対象となったのは53分の場面だ。福岡が右サイドからクロスを送り、ボールがC大阪の守備側選手の腕に接触した。主審はハンドの反則を取らず、VARも介入しなかった。

 ボールが手や腕に当たっただけでハンドの反則になるわけではない。意図的に手や腕をボールへ動かした場合に加え、手や腕の位置によって「不自然に体を大きく」し、その位置が当該状況での身体の動きから正当化できない場合などが反則となる。

 佐藤隆治JFA審判マネジャーは、シーズン開幕前から「手にボールが当たったからといって、全部ハンドの反則ではない」というメッセージを強く伝えてきたと説明。実際、この日のブリーフィングでは複数の事象が比較された。

 開幕戦の横浜F・マリノス対鹿島アントラーズでは、守備側選手の足に当たって軌道が明らかに変わった後に腕へ当たった事象をノーハンドと評価。ヴィッセル神戸対FC東京では、腕への接触はあったものの、プレーへのアプローチに伴う自然な動きだったとして現場のノーハンド判定を支持した。



 一方、福岡対C大阪のケースは異なる。守備側選手は右サイドから入ってくるクロスを確認できる状況にあり、直前で突然軌道が変化したわけでもない。佐藤氏は、脚の動きと腕の位置や広がり方を照らし合わせても、自然な身体動作として正当化することはできず、「不自然に体を大きくした」と判断すべきだったとの認識を示した。

 そのため結論は「ハンドにすべきだった」としている。ペナルティーエリア内のハンドは「PKかPKでないか」というVARの介入対象でもあるが、今回は介入に至らなかった。VARは「はっきりとした、明白な間違い」などを正すために主審を援助する仕組みとなっている。

 審判委員会はこの事象を「改善の余地がある」ケースとしてJリーグ担当審判員にも共有したという。福岡は試合自体には3-0で勝利しているが、今季のハンド判定の基準をそろえていく上で、一つの重要な事例となった。

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