
PSV 佐野航大【写真:Getty Images】
PSVの日本代表MF佐野航大が、現地時間10日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節のシャフタール・ドネツク戦に先発出場し、CLデビューを果たした。1-1の引き分けに終わった一戦で高い評価を受けた佐野だが、ピーター・ボス監督は試合後、前半にはCL初出場による「緊張」が影響していた可能性を明かしている。
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PSV指揮官が明かした佐野の“緊張”
PSVはホームにシャフタールを迎えた一戦で、前半終了間際にグレイカー・メンドーサのゴールで先制を許した。
それでも後半開始直後の48分、セルジーニョ・デストが同点ゴール。その後はホームチームが押し込む時間帯を増やしたものの、勝ち越すことはできず、CL初戦は1-1のドローに終わった。
佐野は中盤の一角で先発し、フル出場。オランダ代表のレジェンドであるルート・フリット氏から絶賛されるなど、CLデビュー戦で高い評価を受けた。
しかし、そんな佐野にも、初めて立つ欧州最高峰の舞台による緊張があったのかもしれない。
オランダメディア『FCUpdate』によると、試合後にボス監督は前半のPSVについて、「特にボールを持った時に十分ではなかった。すぐにボールを失い、プレーに落ち着きがなかった」と振り返った。
その理由の一つとして指揮官が挙げたのが、CLという舞台によるプレッシャーだった。
「何人かの選手にとっては、これがチャンピオンズリーグでのデビューだった。もしかすると、それに少し圧倒されていたのかもしれない」
さらにボス監督は、前半に佐野がボールを失った際、タッチラインから落ち着くようジェスチャーを送った場面についても言及した。
「彼もチャンピオンズリーグでデビューした選手の一人だ。彼がとても上手くプレーできることは分かっている。普段はボールを持っていても常に落ち着いているし、事前に正しい解決策を見つけている。それでも、緊張が何か影響したのかもしれない」
一方で、「後半はより良くなった」と、試合中に修正したことも評価している。
佐野自身も試合後、『FCUpdate』の取材に応じ、選手としてチャンピオンズリーグのアンセムを初めて聴いたことについて「素晴らしい経験だった」と振り返った。一方、自身のプレーについては「レベルが高かった。このレベルに適応しなければいけないし、もう少し経験が必要」と冷静に語っている。
さらに同メディアの記者から「あなたがマン・オブ・ザ・マッチになると思っていた」と伝えられると、「そうですか? それは予想していなかった。いや、いや、いや。そんなことは考えていない」と驚いた様子を見せた。なお、実際のマン・オブ・ザ・マッチには、同点ゴールを決めたデストが選ばれている。
CLデビュー戦でも高いレベルを実感しながら、自らの課題を冷静に見つめた佐野。
PSV加入からわずか約1カ月。新天地への適応が求められる中、CLデビュー戦でここまでのプレーを見せたことは高く評価されるべきだろう。すでにチームの重要な戦力となりつつある佐野が、今後どこまで存在感を高めていくのか注目だ。