マンチェスター・ダービーでのFWアーリング・ハーランドの決勝ゴールをめぐるVARの判断ミスを受け、担当審判員2人が今週末のプレミアリーグで起用されないことになった。英紙『The Guardian』が14日に報じている。
断然お得なセットプランも登場「U-NEXTサッカーパック」に加入[PR]
マンチェスター・ダービーによる誤審で2人が職務停止
問題となったのは、現地時間13日に行われたプレミアリーグ第4節のマンチェスター・ユナイテッド対マンチェスター・シティ。シティが1-0で勝利したこの試合では、60分にハーランドが決めたゴールが物議を醸した。
当初、副審はハーランドのオフサイドを取ってノーゴールとしたものの、VARが確認。半自動オフサイドテクノロジーによってハーランド自身がオンサイドだったことを確認し、判定は覆された。
しかし、ゴール前にいたMFエンソ・フェルナンデスがオフサイドポジションからクロスに飛び込み、ダイビングヘッドを試みていた。ボールには触れていなかったものの、その動きにはDFリサンドロ・マルティネスが反応していた。
VARはエンソがボールに触れておらず、相手選手への影響もオフサイド違反には当たらないと判断してゴールを認めた。だが、試合後に審判統括組織「Pro Ref」は、この場面について「判断ミス」だったと認めている。
Pro Refは、エンソがボールに触れていないため、オフサイドに該当するかは主観的な判断になると説明。一方で、VARが「彼のポジションが与えた可能性のある影響」を認識できなかったとして、オンフィールドレビューを推奨すべきだったとした。さらに、マンチェスター・ユナイテッドへ連絡し、今回の判断について説明したことも明らかにしている。
今回、VARを担当したのはマット・ドノヒュー氏で、そのアシスタントをブレイク・アントロバス氏が務めていた。両氏はPro Refから今週末のプレミアリーグの試合に向けた担当割り当てを受けていないことを伝えられたという。
審判統括責任者のハワード・ウェブ氏は、週末の試合を検証した後、管理チームとともに両氏を職務から外す決定を下した。両氏の起用可否については、インターナショナルブレイク後に改めて検討される予定だという。
今シーズン、審判員が判定ミスを理由に職務停止となるのは今回が初めて。ドノヒュー氏は2018年からイングランドのフットボールリーグ(EFL)で審判員を務めており、今季はVAR業務に加え、チャンピオンシップで3試合を担当している。また、EFLのプロフィールには、Pro Refの「強化VARトレーニングプログラム」を修了したと記載されている。
アントロバス氏もプレミアリーグの副審を務めており、今季は開幕から最初の3節でラインズマンを担当していた。
10人で戦っていたシティに勝利をもたらした唯一のゴールだっただけに、今回の判定ミスが試合結果に与えた影響は大きい。ダービーの勝敗を左右したVARの判断について、審判統括組織自らが誤りを認め、担当審判員の職務停止に至る異例の事態となった。
【関連記事】
プレミアリーグ2026/27|試合日程・結果・順位表・得点ランキング・日本人選手・移籍情報
プレミアリーグ歴代優勝チーム一覧|優勝回数ランキングと過去の王者
プレミアリーグ移籍情報|全20クラブ加入・退団【2026/27シーズン】
【了】

