U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)の田子夏海【写真:Getty Images】
FIFA U-20女子ワールドカップ(W杯)ポーランド2026で、U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)がグループステージを突破した。日本時間9月18日未明に行われるラウンド16では、前回大会王者の北朝鮮と対戦する。グループステージで2得点を挙げたセレッソ大阪ヤンマーレディースの田子夏海がオンライン取材に応じ、ここまでの戦いを振り返るとともに、北朝鮮戦への意気込みを語った。
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「勝負強さがこのチームにはある」。最後まで諦めない姿勢を力に
ニュージーランドに2-1、アメリカに2-2、イタリアに1-1。ヤングなでしこは1勝2分でグループDを2位通過した。田子夏海は全3試合に出場し、アメリカ戦、イタリア戦と2試合連続ゴールを挙げ、グループステージ突破に貢献した。
それでも、本人は「3試合とも個人としては悔しい」と振り返る。
「1試合目は勝てたんですけど、得点を決めることができなくて、2、3試合目も得点は決めれたけど、勝てなかったところが自分の中で悔しくて。でも、ゴール前に入っていくところだったり、ゴールを決めきることはできたので、次の試合からも得点という形でチームに貢献したいと思います」
2025/26シーズンのWEリーグでは20試合3得点を記録し、ベストヤングプレーヤー賞、最優秀オフェンス賞、優秀選手賞を受賞。ドリブルやインパクトのあるシュート、相手を背負って前を向くターンを武器に、年代別代表でも存在感を高めてきた。
イタリア戦では73分から途中出場。80分、眞城美春からこぼれたボールをペナルティエリア内で受けると、ワントラップから素早く反転し、左足を振り抜いた。相手GKの頭上を越えたシュートがゴールに吸い込まれ、日本に同点ゴールをもたらした。
「あんまりキーパーとか、相手は見えてなかったんですけど、美春がこぼれを打ったときに自分の前にはちょっとスペースがあって、自分の体の向き的にもワンタッチで決めるのは難しいかなと思ったので、トラップからシュートまでの速さを意識して打ちました」
一方、アメリカ戦の得点については、納得していない部分もある。
「あんまり自分の得意なプレーを活かしたゴールではなかったのと、その試合の中でゴール前でのチャンスが結構あったんですけど、決めきれなかったりして、そこで自分が点を決められていたら、もう少し楽な試合ができてたのかなって思ったり。勝ちきれなかったことが1番悔しかったです」
試合後の悔しそうな表情が印象的だったが、3試合で2得点を挙げたことは自信につながっているようだ。
「3試合で2得点を決められたことは自分の中でも自信になったので、北朝鮮戦でも自分が得点を取りたい気持ちはあるけど、チームが勝つためにも、たくさん得点に関わるプレーをしていきたいです」
北朝鮮とは、今年4月のAFC U-20女子アジアカップ決勝でも対戦。田子は1トップとして攻撃の起点となり、チームの優勝に貢献した。今回も「プレーのスピードだったり、プレーの質も高くて、体が強い。チームで組織的に攻撃してくるチーム」と警戒している。
グループステージでは苦戦を強いられたが、どんな状況でも諦めず、終盤に得点を奪ってきたヤングなでしこ。田子はヤングなでしこの強みとして、最後まで諦めない姿勢を挙げる。
「終盤で相手がリードしている中でも、ピッチ内の人もベンチにいる人も全員が諦めずに最後まで得点を取りに行こうとプレーをしているから、終盤で追いついたりできている。最後まで集中を切らさず、勝つっていう気持ちで、みんながプレーしているから、最後の最後にでも得点が決められているかなと思います」
田子自身もその姿勢を決勝まで貫くことを誓った。
「どんな状況でも最後まで粘り強くするところだったり、勝負強さがこのチームにはあると思うので、決勝までそれを続けて優勝できるように頑張りたいです」
2試合連続ゴールで得点への自信を深めたストライカーが、次は北朝鮮戦でチームを勝利へ導くゴールを狙う。
(取材・文:竹中愛美)
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