
ブラジル戦の日本代表【写真:Getty Images】
日本時間17日、9月と10月シリーズに挑むサッカー日本代表のメンバー31人が発表された。FIFAワールドカップ2026(北中米杯)メンバーを軸に、若手選手や初招集選手、復帰した選手など新たな顔ぶれが揃った。ベテラン選手が抜けたこともあって、平均年齢が下がった一方で、その内訳にある懸念点も生じた。
世代交代に懸念?
今回のサッカー日本代表の活動は、短期間の中で4連戦ということもあり、通常よりも多い31人が招集された。
佐野航大や松木玖生といった若い選手らが加わったこともあり、平均年齢が25.8歳。北中米W杯メンバー(平均27.1歳)と比べると若返りが進んだ。
特に、MFとFWに19〜23歳の選手が多く加わり、日本代表に新たな風を送りつつある。一方、DF陣を見てみると、新顔は0人。最年少は24歳の鈴木淳之介で、7人の平均年齢は27.0歳。チーム全体で平均年齢が下がった一方、最終ラインでは若返りが進んでいるとは言い難い構成となった。
現在、前線の選手たちに比べて海外で活躍する若手DFがいないのは確かだ。可能性があるとしても、アジア競技大会に参戦中の市原吏音ぐらいだろう。
他にも高井幸大や喜多壱也、小杉啓太など海外クラブに所属している若手もいるが、現時点ではA代表の既存戦力を押しのけるほどの実力があるとは言いづらい。
4年後のW杯を見据えれば、全体での世代交代は必須だが、主にDFラインは今後の課題になってきそうだ。
また、ブラジルサッカー連盟(CBF)は現地時間9日、9、10月シリーズに臨む26人を発表した。カルロ・アンチェロッティ監督は今回の招集について、次のサイクルに向けて若手を優先し、「新しい世代」をチームに組み込んでいく方針を明言。26人中8人が初招集となった。
今回呼ばれたセレソン26人の平均年齢は24.4歳、DFに限っても平均25.3歳で、日本の27.0歳を下回る。
さらに19~23歳の選手は、ブラジルが26人中11人で42.3%を占めるのに対し、日本は31人中6人で19.4%。DFだけを見ても、ブラジルには23歳以下が9人中4人いるのに対し、日本は7人中0人だった。
これらの数字だけで、他国と世代交代について比較することはできない。それは、日本がアジア競技大会でU-21以下の選手を招集できなかったことやアジアカップ優勝に向け、経験豊富な選手を多く取り入れることに意味があるからだ。
それでも、今回のメンバー発表会見を受けて懸念点が浮かび上がった。
MFやFWの若い選手たちは既存戦力との競争に加わり始めたが、序列を変えるほどの存在は今のところない。また、若手DFが今後の4年間でどこまで成長してくれるのか。
アジアカップの成績がどうであれ、日本代表はこれからこの問題と向き合うことになりそうだ。
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