なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は2日、第20回アジア競技大会の決勝で北朝鮮女子代表と対戦した。自国開催でのアジア競技大会で、大会3連覇を狙う決戦に臨んだ。
なでしこジャパンが決勝で北朝鮮と激突
神谷千菜の2ゴールで韓国を下した準決勝から中2日。2大会連続で相まみえる北朝鮮との決勝戦は、先発メンバーを日韓戦から2人変更した。
序盤からボールが落ち着かない展開となる。
その中で、最初に決定機を作ったのは日本。10分、神谷千菜が北朝鮮のGKへのバックパスを奪うと、角度のないところからシュートを放つ。これは相手GKに阻まれた。
局面でのバトルが続く中、一進一退の攻防が続く。15分には、北朝鮮がチャンスを迎える。右サイドのクロスをハン・ジンホンが右足で合わせたが、ボールはゴール左に外れた。
その後は、なでしこジャパンが北朝鮮のパワーに押し込まれる格好に。それでも20分にはセットプレーからなでしこジャパンが決定機。左CKを柳瀬楓菜がフリーで頭で合わせたものの、GKユ・ソングムに弾きだされた。
32分に試合が動く。柳瀬楓菜が左ポケットに侵入すると、ゴール前に折り返す。これを塩越柚歩が放ったシュートは相手DFのブロックに阻まれたが、こぼれだまを上野真実がミドルシュート。鮮やかにゴール左隅に吸い込まれた。
前半終了間際は、押し込まれたなでしこジャパンだったが、粘り強く対応。前半は1点リードで折り返す。
リードして迎えた後半、立ち上がりに追いつかれる。右サイド深い位置に途中出場のジョン・クムに侵入されると、クロスをあげられる。これが直接ゴールに向かうと、GK大場朱羽がパンチングを試みたものの、そのままゴールに吸い込まれた。
後半はギアを上げた北朝鮮の強度に前進ができない日本。狩野倫久監督は、63分に中嶋淑乃に代えて、生田七彩を投入する。その後も、局面で上回る北朝鮮が主導権を握る。
すると、68分には試合をひっくり返される。ロングボールをハン・ジンホンにボックス内で収められると、ジョン・リョンジョンに振り向きざまに右足で沈められた。
その後も前線でボールが収まらず、攻撃の糸口をつかめない日本。それでも86分、中央の崩しから西尾葉音がワンチャンスを仕留めて、試合を振り出しに戻す。終盤はオープンな展開となったが、両チームとともにゴールは生まれず、2-2のまま延長戦に突入する。
なでしこジャパンは、延長戦に入っても北朝鮮のロングボールからセカンドボールを拾われる展開が続き、耐える時間が長くなる。スコアは動かず、延長前半が終了。
両チームに疲労の色が色濃く見える中、延長後半も両チームともに得点が生まれず、2-2のままPK戦へ。
なでしこジャパンは、宝田沙織、祐村ひかる、桑原藍、西尾葉音、塩越柚歩の5人全員が成功。一方、GK大場朱羽が3人目をストップし、5-3で激戦を制した。
【得点者】
32分 1-0 上野 真実(なでしこジャパン)
47分 1-1 ジョン・クム(北朝鮮)
68分 1-2 ジョン・リョンジョン(北朝鮮)
86分 2-2 西尾葉音(なでしこジャパン)
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