【写真:Getty Images】
韓国代表は2日、国際親善試合でベネズエラ代表と0-0で引き分けた。格下とみられた相手にシュート数7-12で上回られるなど低調な内容に終わり、試合後にはDFキム・ミンジェが交代後にベンチでスパイクを投げる姿も見られた。MFファン・インボムも韓国サッカーの現状について語る中で涙を浮かべ、「助けてくれる人がいない」と苦しい胸中を明かしている。
ソン・フンミンら巡り論争
特に波紋を広げたのがキム・ミンジェの発言だった。「全体として、みんなで一緒に戦っている感じがしなかった」とチームの戦いぶりに苦言を呈し、「7-0、9-0で勝っていても、こんな試合ならうれしくなかった」とコメント。球際で戦い、セカンドボールを拾い、チーム全体で助け合う必要性を訴えた。
しかし、韓国メディア『OSEN』によると、この発言をきっかけに韓国国内では「ソン・フンミンへの狙撃だ」「イ・ガンインをターゲットにしている」といった“犯人捜し”が始まったという。一部では「ソン・フンミンは代表を引退すべき」との声や、「イ・ガンインが入ってからチームワークが崩れた」とする意見まであがっていることを紹介した。
一方で、キム・ミンジェ自身はソン・フンミン、イ・ガンインの名前を一度も挙げていない。それどころか「自分も同じだ。他の選手から見れば、自分も戦っていないように見えるかもしれない」と、自身も批判の対象に含めていた。『OSEN』は、チーム全体への訴えを特定選手への攻撃材料として使う韓国国内の動きを問題視している。
ベネズエラ戦では韓国が球際の勝利数で44-65、空中戦勝率は23%、相手ペナルティーエリア内でのタッチ数も7-21と劣った。同メディアは「特定の一人の名前だけでは説明できない試合だった」と指摘。
キム・ミンジェが特定の選手を名指ししていないにもかかわらず、韓国内ではその発言を巡って「誰が悪いのか」という“犯人捜し”が広がっているとし、「一緒に戦おうという言葉を前にしてまで、それぞれ違う“犯人”を探す姿は痛々しい」と厳しく批判した。