日本代表FW上田綺世【写真:編集部】
日本代表は10月4日、キリンカップサッカー2026決勝のニュージーランド戦に向けて、国立競技場で最終調整を行った。ここまでの3試合で守備面の変化を実感しているFW上田綺世は、前線からのプレッシングについて「武器になっていくんじゃないかな」と語った。ニュージーランド戦では、その守備を継続しながらタイトル獲得を目指す。
アジアカップに向けて「近いシミュレーションにはなるかもしれない」
10月5日のニュージーランド戦を前に、上田綺世は相手の特徴を分析している。警戒するのは、前線に高さとフィジカルを備えた選手を擁し、シンプルにボールを送り込んでくる攻撃だ。
「フォワードに高い選手たちがいて、シンプルにボールを蹴って、フィジカルとフィジカルのデュエルが増えるというところが、体格のある選手がいたり、もちろん前回のアジアカップとかもそうだし、課題になってくると思います」
日本にとって、こうした相手との対戦ではロングボールや競り合いから生まれるアクシデントへの対応も求められる。一方で、上田が今回のシリーズで強く感じているのは、守備面での変化だ。
「特に守備のところは、ワールドカップの反省もそうですし、日本代表の今後を考えた上で、自分たちからボールを取りに行く、さらに自分たちのボールポゼッションを上げるというところにつながっていくっていうのをトライして、データにももちろん出ています」
90分間を通して強度を維持する難しさは残る。エクアドル戦でも後半にインテンシティを保てず、オープンな展開になった。それでも、上田は試行錯誤そのものを前向きに捉えている。
「この3試合でトライすることが課題を生むことにもなるので、それは僕らの成長を考えた上では、すごく素晴らしいことなのかなと思います」
前からボールを奪いに行くスタイルは、以前から日本が見せてきたものでもある。ただ、上田が挙げるのは、その「行き方」の違いだ。
「前回のワールドカップは、特にビハインドの状態で、もう行くしかない。だから僕らはリスクも負いつつ、ただ、それに関してのトレーニングをしてきたわけでもないし、半分森保さんのアドリブと、僕らの暗黙じゃないですけど、それぞれが気を遣ってその場で合わせてアドリブでやった戦術でもあったんで、それを逆に、僕らがしっかりと前半からオーガナイズしてやっていく」
そして、すでにその効果も感じているという。
「現に、ああいう強豪相手にも僕らが前から激しくプレッシャーをかけたら、ポジティブな結果が出ているんで、そこは武器になっていくんじゃないかなと思います」
ニュージーランド戦について、上田は来年のアジアカップに向けて「近いシミュレーションにはなるかもしれない」と語った。南米勢との3試合で積み重ねたトライを、異なる特徴を持つ相手との決勝でどこまで形にできるか。日本代表はキリンカップのタイトルを懸けた一戦に臨む。
(取材・文:竹中愛美)
【関連記事】
日本代表、ニュージーランド代表戦のキックオフ時間や放送予定は?
サッカー日本代表、ニュージーランド戦の予想スタメン&フォーメーション
ニュージーランド代表、サッカー日本代表戦の予想スタメン&フォーメーション
【了】
