マンチェスター・シティ【写真:Getty Images】
プレミアリーグ第6節、リヴァプール対マンチェスター・シティが現地時間11日に行われ、シティが3-0で勝利した。しかし、敵地アンフィールドは試合前から異様な雰囲気に包まれており、重大な財務規則違反の認定を受けたシティに対し、リヴァプールサポーターから激しいブーイングや罵声が浴びせられた。
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敵地で罵声の嵐
プレミアリーグは9月29日、独立委員会がシティの重大な財務規則違反を認定したと発表。クラブは不正を否定し、10月2日に控訴した。処分は未だ確定していないなか、有罪認定後初の公式戦となったリヴァプール戦では、サポーターの怒りが噴出した。
英紙『The Guardian』によると、キックオフ数時間前からスタジアム周辺にはリヴァプールサポーターが集結。赤い発煙筒がたかれ、警察はドローンを飛ばして周囲を警戒した。シティのチームバスはファンが待ち構える場所を避け、スタジアムの反対側から入場。緊迫した状況が続いていたという。
スタジアムには、金銭を象徴するポンド記号を使った「CH£ATS(不正をした連中)」などの横断幕が登場。現地メディア『This Is Anfield』は、シティの不正の数を揶揄する114個のポンド記号が使用された横断幕もあったと伝えた。さらに「一世代のサポーターが不正の犠牲になった」「結局、お前たちは私たち全員から奪ったんだ」など、シティの過去の栄光を批判する横断幕も掲げられた。
英『ITV News』によれば、場内では「不正をした連中!」というチャントに加え、「この不正野郎ども! お前らの正体は分かっているぞ!」という激しい罵声も響いたという。さらに「降格するぞ!」との声も上がり、シティの選手たちがウォーミングアップに姿を見せると大ブーイングが発生。場内アナウンスで選手名が読み上げられるたびに、同様の反応が起きていた。
一方、シティサポーターも「俺たちはシティだ。好きなときに不正をする!」と皮肉を込めたチャントで応戦。クラブ会長への支持を示す横断幕も掲げ、敵地の批判に対抗する姿勢を見せた。
試合はリヴァプールのライアン・フラーフェンベルフが退場し、数的優位に立ったシティがアーリング・ハーランド、ジェレミー・ドク、ラヤン・シェルキの得点で3-0の快勝を収めた。
しかし、試合終了後もブーイングや不正を非難する声は収まらなかった。英『Sky Sports』は「これまでにない雰囲気だった」と振り返り、今回の勝利がシティへの批判を鎮めることはないと論じている。