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AFCアジアカップ2027(アジア杯)は、2027年1月7日から2月5日までサウジアラビアで開催される予定だ。しかし、首都リヤドへのミサイル攻撃を受け、大会の安全性を巡る懸念が世界各国に広がっている。英紙『The Guardian』や豪州通信社『AAP』などが13日に報じた。
サウジ開催に世界各国から安全面への懸念
アジア杯は日本代表を含む24チームが参加し、リヤド、ジッダ、アル・コバールの3都市で開催される予定だ。全51試合のうち31試合がリヤドで行われ、開幕戦と決勝も予定されている。
しかし、10月10日以降、リヤドのキング・ハーリド国際空港が相次いでミサイル攻撃を受けた。『AAP』によると、イエメンの武装組織フーシ派による攻撃で少なくとも14人が死亡、300人以上が負傷。航空便にも影響が生じている。
実際に、現地で行われるサッカーの試合にも影響が出ている状況だ。12日にリヤドで行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のアル・ナスル対ネフチ・フェルガナ戦では、キックオフ直前に当局から安全上の警報が発令された。市内では爆発音も確認され、試合開始が約1時間遅れる事態となった。試合はその後開催され、アル・ナスルが3-1で勝利している。
『The Guardian』によると、国際プロサッカー選手会(FIFPRO)アジア・オセアニア部門のボー・ブッシュ会長は「選手、ファン、スタッフの安全を、大会の計画と運営において最優先にしなければならない」と訴えた。オーストラリアサッカー連盟も、専門の警備チームが現地情勢を監視していると説明。政府の助言を踏まえ、安全面のリスク評価を進める方針を明らかにしている。
韓国でも懸念が広がっている。韓国通信社『聯合ニュース』によると、韓国サッカー協会は「アジアサッカー連盟(AFC)と緊密に連絡を取り、状況を注視している」と説明。11月に予定されている中東遠征への影響も懸念されている。
シンガポール紙『The Straits Times』では、同国代表主将のハリス・ハルンが「今起きていることを見聞きすれば、当然不安を感じる」と心境を明かし、「安全が最優先でなければならない」と強調。同国のサッカー協会も、現地の治安情勢と移動への影響を注視している。
さらにドイツ公共放送『Sportschau』は大会の安全性への懸念を報道。ブンデスリーガから20人以上の選手が参加する可能性があり、欧州クラブにも影響が及ぶことを懸念した。
また、日本サッカー協会は10日、安全面を考慮し、サウジアラビアで開催予定の別大会「FIFAe World Cup 2026」への参加見送りを発表している。
『AAP』は情勢が改善しなければ2028年1月への延期も考えられると分析しているが、正式な検討や決定は確認されていない。開幕まで3か月を切るなか、選手やサポーターの安全をどのように確保するのか。大会開催に向けたAFCの対応が注目される。