フットボールチャンネル

マンU、内部崩壊の危機か? 主将ブルーノが首脳陣に苦言、4失点惨敗でコーチ陣の戦術に疑問 指揮官も反論「走らなければ勝てない」

text by 編集部 photo by Getty Images
ブルーノ・フェルナンデス

【写真:Getty Images】



 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節、コモ(イタリア)対マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)の試合が現地時間21日に行われ、マンUが1-4で惨敗した。試合後、主将のMFブルーノ・フェルナンデスがコーチングスタッフの守備戦術に疑問を呈し、マイケル・キャリック監督も反論。前節にはDFリサンドロ・マルティネスがクラブ首脳陣を批判しており、再び主力選手から不満の声が上がっている。

欧州CLはWOWOWで全試合独占配信!
BS環境がなくても配信で視聴可能WOWOWに今すぐ加入[PR]




4失点惨敗でコーチ陣の戦術に疑問

 ユナイテッドは開始2分にニコ・パスのゴールで先制を許すと、後半にも立て続けに失点。76分までに4点を奪われ、後半アディショナルタイムにジョシュア・ザークツィーが1点を返したものの、反撃は及ばなかった。これで公式戦7試合連続未勝利となり、キャリック監督への風当たりも強まっている。

 ユナイテッドでは、14日のCLアトレティコ・マドリード戦で0-2の敗戦を喫した後、マルティネスが夏の補強不足についてジェイソン・ウィルコックス氏らクラブ首脳陣を批判する騒動が起きていた。その後、本人が謝罪し、問題は収束したと説明されていたが、今度は主将のブルーノがコーチ陣の戦術に異議を唱える事態となった。

 英紙『The Guardian』によると、ブルーノは試合後のインタビューで、開始早々の失点について、相手ボール保持者へのプレッシャーが弱く、攻撃時の動きも不十分だったと指摘。さらに、守備時の連動性について質問されると、「マンツーマンでプレスをかけず、ある程度のスペースを与えて相手にボールを持たせるのは、スタッフの判断だった」と語った。

 また、相手にボールを長く持たせることで自信を与えてしまうと説明。「ああしたチームにボールを持たせすぎると、自信をつけさせてしまう。相手は多くの選手をボールの後方に配置し、我々を何度も走らせる。それがフラストレーションにつながる」と指摘した。さらに、ボールを奪い返した後も、身体的にも精神的にも効果的なプレーが難しくなるとの考えを示している。

 キャリック監督の戦術が間違っていたのかと問われたブルーノは、「それは監督とスタッフが判断することだ。私が判断することではない」と回答。そのうえで「時にはもっと勇敢になり、リスクを冒して高い位置からプレスをかけ、相手を苦しめる必要がある」と主張した。

 一方、ブルーノの発言を伝えられたキャリック監督は、「実際、後半には部分的にマンツーマンでプレスをかけたが、そこから失点した」と反論。さらに「どんなシステムや戦術でプレーしても、前にも後ろにも走らなければ勝つことはできない」と述べ、選手たちの運動量や取り組み方に問題があったと強調した。指揮官は「本当に怒っている。我々があのようなプレーをすることは受け入れられない」と厳しい言葉を残している。



 ブルーノは試合中にも不満をあらわにしていた。英紙『The Sun』によると、67分にザークツィーとの交代を告げられた際には首を振り、不満そうな様子でピッチを後にしたという。また、イタリアメディア『Football Italia』は、ベンチに戻ったブルーノが怒りから拳でベンチをたたいたと報じている。

 前節のマルティネスに続き、今度は主将ブルーノが指導陣の判断に疑問を示したユナイテッド。両者の批判対象は異なるものの、公式戦7試合未勝利という厳しい状況のなか、チーム内から再び不満が噴出した。25日のボーンマス戦を控えるキャリック監督にとって、結果だけでなく、選手たちとの関係も重要な課題となりそうだ。

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top