【写真:Getty Images】
2026年のバロンドール授賞式が現地時間26日に英国・ロンドンで行われ、バイエルン・ミュンヘンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが男子バロンドールを初受賞した。しかし、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)を制したスペイン代表からは受賞者が出なかった。スペイン紙『AS』は同日、「スペインの精鋭たちがケインを取り囲んだ」と題したコラムを掲載し、W杯での実績が十分に評価されなかったことに疑問を呈している。
バロンドール受賞にスペイン紙が疑問
ケインは2025/26シーズン、クラブと代表を合わせて65試合73得点を記録。バイエルンではブンデスリーガ、DFBポカール、ドイツスーパー杯の国内3冠を達成し、イングランド代表としてもW杯3位に貢献した。イングランド人選手の受賞は、2001年のマイケル・オーウェン氏以来25年ぶりとなる。
同紙は、「候補者の誰もが完璧ではなかった今年、ケインの選出を非難することはできない」と前置きし、その功績を評価。一方で、「主要候補者たちの争いがほぼ互角だった状況では、W杯が決め手になるべきだった」と主張し、世界最高峰の大会での結果をより重視すべきだったとの見解を示した。
さらに、2006年のファビオ・カンナヴァーロ氏や2023年のリオネル・メッシを例に挙げ、過去にはW杯での成功がバロンドール受賞の決め手になったと指摘。それにもかかわらず、2010年と2026年に世界一となったスペイン代表からは男子バロンドール受賞者が出ておらず、特定のスターに依存しないチーム全体の強さが、個人賞の選考では不利に働いている可能性を挙げている。
今回の投票では、バルセロナのFWラミン・ヤマルが3位、W杯最優秀選手に選ばれたMFロドリが4位、パリ・サンジェルマンで欧州CLも制したMFファビアン・ルイスが10位だった。同紙は、ヤマルについて「勝負どころで輝きを欠いたことが響いた」と分析。ロドリとファビアンについては、得点の少ない中盤の選手が注目度やアピール力の面で不利になりやすいと指摘した。
一方、スペイン勢は他部門では圧倒的な存在感を示した。女子バロンドールに輝いたアレクシア・プテジャスをはじめ、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督、ヤマル、ビッキー・ロペス、ウナイ・シモンらが受賞。全13部門のうち、スペイン人およびスペインのクラブが計8部門を制している。
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