
U-17日本女子代表(リトルなでしこ)の白井貞義監督【写真:Getty Images】
FIFA U-17女子ワールドカップ(W杯)モロッコ2026で、U-17日本女子代表(リトルなでしこ)が3戦全勝でグループステージを首位突破した。日本時間10月30日未明に行われるラウンド16で対戦するのは、アフリカのケニア。白井貞義監督がオンライン取材に応じ、ここまでの戦いを振り返るとともに、ノックアウトステージへの意気込みを語った。
3戦全勝、9得点無失点の日本。白井監督が見据える世界一への課題
2014年大会以来、12年ぶりの世界一を目指すU-17日本女子代表(リトルなでしこ)は、グループステージでザンビアに5-0、フランスに2-0、ベネズエラに2-0と3連勝。9得点無失点という好成績でノックアウトステージ進出を決めた。
白井貞義監督は、ここまでの戦いについて「3連勝できたことは、できすぎている部分もありますけど、やはりゴールキーパーを中心に失点をゼロに抑えて3連勝できたところがものすごく大きな結果だったと思っています」と振り返る。
選手たちの球際の強さやプレー強度についても、「サッカーの本質の部分を1試合を通して最後までやりきれるところは、かなり評価できる部分」と手応えを口にした。
今年5月のAFC U17女子アジアカップ決勝では、北朝鮮に1-5で完敗。その後、7月に行われたアメリカとの国際親善試合では2連勝を収めるなど、チームは世界大会に向けて成長を重ねてきた。
ただ、指揮官は3試合の結果に満足しているわけではない。
「1本の横パスのミス、縦パスのミスで40メートル、50メートル(自陣まで)下げられてしまうところは、この3試合の中で経験している。そこを修正しながら、さらに相手陣でボールを保持して攻撃していく。そして守備の選手たちが良い準備をして、守備体系を整えるところはさらに強化していかなければ、優勝には到達できないと思っています」
ラウンド16で対戦するケニアについては、グループステージ初戦で対戦したザンビアと同様、身体能力の高さを警戒する。
「リーチの長さ、そして日本では味わえない、懐まで入ってくる守備。プラス、カウンターでの迫力が出てくると思うので、リスクマネジメント、レストディフェンスは徹底的にやっていかなければいけないと思っています」
さらに、ノックアウトステージでは一つのミスが命取りになる。
「一瞬の隙が失点につながってしまうと思いますので、そういったところを修正して挑んでいきたいなと思っています」
日本は2018年大会以降、4大会連続で準々決勝敗退。今大会は2016年以来10年ぶりのベスト4進出、そして2014年以来の優勝を狙う。
頂点まで残り4試合。白井監督は攻撃面でのさらなる成長も求めた。
「ゴール前でのクオリティ、本当に決めきるんだっていう部分の質ですね。タイミングとパスの質、コミュニケーションもものすごく重要になってくる。そういった部分を積み上げながら、クオリティを上げていくことが、最後に優勝するところにつながっていくと思っています」
3連勝を飾ったリトルなでしこだが、指揮官が見据えるのは、その先にある世界一だ。
(取材・文:竹中愛美)
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