チェルシーのシャビ・アロンソ監督は、FWジョアン・ペドロの負傷情報が、プレミアリーグ公式のファンタジーサッカーゲーム「ファンタジー・プレミアリーグ(FPL)」を通じて漏えいした可能性について、事前に把握していなかったようだ。イギリスメディア『BBC』が28日に報じた。
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チェルシーのシャビ・アロンソ監督
チェルシーは現地時間24日に行われたトッテナム戦で0-2と敗戦。試合後、シャビ・アロンソ監督はジョアン・ペドロの負傷情報がFPLを通じて漏れていたことを知っていたかと質問され、「私はファンタジーチームのことには詳しくないし、知らなかった」と答えた。
FPLの動向を追跡するアカウントによると、チェルシーのスタッフや選手、選手の親族とみられるアカウントが、試合前にジョアン・ペドロをチームから外したり、ベンチに置いたりしていたという。
FPLマネージャーのカリム氏も、チェルシーの攻撃陣に欠場者が出るとの噂を受け、選手の親族とされる人物のチーム編成を調査。ジョアン・ペドロを売却し、ニコラス・ジャクソンを獲得していたことに気づいたという。同氏は「なぜ、最も保有率の高いFWの一人を売るのか」と疑問を抱き、欠場の可能性をSNSに投稿したところ、大きな反響を呼んだと説明した。
負傷情報が正式に明らかになった時点では、すでにFPLの選手変更期限を過ぎていた。そのため、約170万人のユーザーがジョアン・ペドロをキャプテンに設定したままだったという。キャプテンに指定した選手は獲得ポイントが2倍になる仕組みだ。
シャビ・アロンソ監督は試合後、同選手が欠場した理由について「太ももに水がたまっていた」と説明した。一方、同選手は試合前の週に練習している姿が確認されており、欠場は多くの人にとって予想外だった。
FPLを巡っては、過去にもチーム情報の漏えいが問題になっている。2021年には、ジャック・グリーリッシュの負傷欠場を巡って情報が広まり、当時アストン・ヴィラを率いていたディーン・スミス監督が、クラブ関係者によるFPLへの参加を禁止したと報じられた。また、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督も、同年にこうした行為を「非倫理的でプロ意識に欠ける」と批判していた。
『BBC』によると、FPLは公式データ上、1100万人以上が参加する人気ゲームとなっている。参加者のチーム編成は公開されており、選手やスタッフ、親族とみられる人物のアカウントを特定できれば、クラブ内部の状況を推測できる場合があるという。
チェルシーでは2026年、リアム・ロシニアー前監督の在任中にも複数回、チーム情報の漏えいが発生。元DFマルク・ククレジャの理髪師が、コール・パーマーとジョアン・ペドロの欠場情報を明かしていたことも後に判明した。クラブはその後、選手に対して情報共有への注意を促し、練習場の警備も強化していた。
クラブ側には、選手やスタッフに情報管理を徹底させることや、自チームの選手をFPLで起用しないよう促すことなどの対策が考えられる。ただし、選手の友人や家族の行動まで管理するのは難しい。プレミアリーグ全体で関係者のFPL参加を禁じる規則はなく、問題への対応は各クラブに委ねられている。
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