マンチェスター・ユナイテッド【写真:Getty Images】
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節、マンチェスター・ユナイテッド対ローマの試合が現地時間11月3日に行われ、ユナイテッドが3-2で逆転勝利した。前半に2点を先行されたユナイテッドだったが、後半にMFブルーノ・フェルナンデスのPKで1点を返すと、終盤にはFWマテウス・クーニャが2ゴールを記録。公式戦10試合ぶりの白星を飾った。
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泥沼9戦未勝利に終止符し
ユナイテッドは前節コモ戦で1-4と大敗し、CLでは1勝2敗の勝ち点3。国内リーグでも前節チェルシーに0-2で敗れ、17位に低迷していた。公式戦では9試合連続で勝利がなく、直近3試合は3連敗。ローマ戦でも勝てなければ、1984年以来となる公式戦10試合未勝利に陥る状況だった。
マイケル・キャリック監督はGKセンヌ・ラメンスをはじめ、DFハリー・マグワイア、MFコビー・メイヌー、カルロス・バレバ、B・フェルナンデス、FWブライアン・エンベウモ、クーニャらを先発に起用。一方、ローマのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督はFWマティアス・ソウレ、ドニエル・マレンらをスタメンに起用した。
試合は立ち上がりからローマが積極的に攻撃を仕掛ける展開となる。すると11分、メイヌーが中盤でボールを失うと、ローマが素早く攻撃へ移行。右サイドでパスを受けたソウレが中央へ切り込んでシュートを放ち、先制点を奪った。
さらに17分、ユナイテッドのDFエイデン・ヘブンがペナルティーエリア内でハンドを取られ、ローマにPKが与えられる。キッカーを務めたマレンがこれを決め、アウェイチームが2-0とリードを広げた。
ユナイテッドはなかなか決定機を作れず、ホームのサポーターからブーイングが起こる中、0-2でハーフタイムを迎える。
後半開始からローマはロドリゴ・モーラに代えてニッコロ・ピジッリを投入。一方、ユナイテッドは後半開始直後にアクシデントが発生する。バレバがドリブルで相手ペナルティーエリア内へ侵入したものの、シュートを放つ直前にハムストリング付近を痛めて倒れ込んでしまった。結局、プレー続行は不可能となり、51分にユーリ・ティーレマンスとの交代を余儀なくされる。
それでもユナイテッドは反撃を開始。55分にFWマテウス・クーニャがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得した。B・フェルナンデスの最初のキックはGKデビス・バスケスに止められたものの、ローマの選手がキック前にエリア内へ侵入したとして蹴り直しに。すると、B・フェルナンデスが2度目のPKを落ち着いて決め、1-2と追い上げた。
勢いに乗ったユナイテッドは、その直後にも決定機を迎える。クーニャのパスから抜け出したエンベウモがシュートを放つと、ボールは惜しくもポストに当たってしまう。
なんとか点が欲しいキャリック監督は75分、ヘブンとアマド・ディアロを下げ、DFリサンドロ・マルティネスとFWシェイ・レイシーを投入。
すると83分、ついにユナイテッドが追いつく。ローマDFレオナルド・バレルディのミスを逃さなかったクーニャが、ゴールを決めて2-2の同点とした。
さらに、そのわずか3分後の86分、途中出場のレイシーからパスを受けたクーニャが再びゴールネットを揺らし、ユナイテッドが3-2と逆転に成功。前半に2点を先行された苦しい展開から、一気に試合をひっくり返した。
88分にはB・フェルナンデスとマグワイアを下げ、メイソン・マウントとマタイス・デ・リフトを投入。しかし、逆転勝利の立役者となったクーニャが、後半アディショナルタイムに退場するアクシデントも発生する。
クーニャは決勝ゴール後のセレブレーションで警告を受けており、90+1分には相手選手への危険なタックルで2枚目のイエローカードを提示された。ユナイテッドは残り時間を10人で戦うことになったが、ローマの反撃を抑えきり、3-2で勝利している。
この結果、ユナイテッドは9月10日のCLサバFK戦以来となる公式戦10試合ぶりの白星を記録。9試合連続未勝利と公式戦3連敗に終止符を打ち、1984年以来となる10試合未勝利の不名誉記録も回避した。CLでは2勝2敗の勝ち点6となり、キャリック監督率いるチームが劇的な逆転勝利を飾った。