【写真:Getty Images】
ブラジルのミナスジェライス州U-20選手権2部準決勝第1戦、ウベルランジア対マモレの試合が現地時間1日に行われ、マモレが3-1で勝利した。しかし、試合終盤に選手やスタッフによる大乱闘が発生。ブラジルメディア『Rádio Itatiaia』などは、43人の選手を含む計53人が退場処分を受けたと報じている。
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「43選手を含む53人が退場」
混乱は試合終了間際だけではなかった。53分、ウベルランジアの選手が退場となると、クラブ幹部らがピッチに侵入し、主審に判定の撤回を要求。試合は約40分間中断した。
現地紙『O TEMPO』によると、主審のフェルナンド・パトリック・ドロスギク・モデスト氏は幹部から脅迫を受けたと公式記録に記し、警察へ被害を届け出た。『Rádio Itatiaia』は、幹部の1人が「殴ってやる」「殺したいくらいだ」などと脅したとされる内容も伝えている。
そして後半アディショナルタイム、マモレが3点目を決めると、同クラブのダヴィ・フェルナンデス・ビッテンコートが相手ベンチに向かって挑発的な言動を取ったという。
主審の報告書によると、これに反応したウベルランジアのGKコーチ、パウロ・セルジオ・ジアス・ドス・サントス氏がピッチに入り、ダヴィを突き飛ばしたことで衝突が拡大。両チームの選手とスタッフが入り乱れ、殴打や蹴り合いに発展した。
乱闘はベンチ付近にまで広がり、椅子や担架が投げられたほか、主審の報告書では6人のボールボーイも選手らへの暴行に加わったとされる。収拾がつかなくなったため、主審は乱闘中にレッドカードを提示することも、試合終了の通常の手続きを行うこともできず、試合を打ち切って公式記録に大量の退場処分を記載した。
ブラジルメディア『ge.globo』は、この出来事が「サッカーの歴史に不名誉な形で刻まれた」と酷評。『O TEMPO』も「サッカーは二の次になった」とし、マモレの勝利よりも暴力行為が注目を集めたと伝えている。
なお、実際の退場者数については、『ge.globo』が選手43人とスタッフ8人の計51人、さらに、ウベルランジアの幹部2人を加えて計53人となった。
ギネス世界記録が認定する従来の最多退場者数は、2011年のアルゼンチン5部リーグ、クライポレ対ビクトリアーノ・アレナスでの36人。今回の選手43人という数字だけでも従来記録を上回っている。
さらに、マモレはウベルランジアの大会追放を求める方針で、一部選手への処分見直しも働きかけている。準決勝第2戦は8日に予定されており、前代未聞の大乱闘が大会の行方にも影響を及ぼしそうだ。