
【写真:Getty Images】
セレッソ大阪は28日、CDレガネスからDFハビ・エルナンデスを期限付き移籍で獲得した。レアル・マドリードの下部組織で育ち、ラ・リーガでも豊富な経験を持つ28歳は、どんな選手なのか。また、なぜこれほどレンタル移籍を繰り返しているのか。
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ラ・リーガで実績を積んだ左利きDF
セレッソ大阪は28日、スペイン2部のCDレガネスからDFハビ・エルナンデスを期限付き移籍で獲得したことを発表した。移籍期間は2027年6月30日までとなっている。
レアル・マドリードの下部組織出身で、ラ・リーガでも豊富な経験を持つ28歳。C大阪が獲得したエルナンデスは、いったいどのような選手なのか。
主戦場は左サイドバックだが、センターバックでもプレー可能。レアル・マドリード時代にCBへコンバートされた経験があり、左足を生かしたビルドアップや、後方からボールを持ち運ぶプレーを得意としている。
エルナンデスは2021年の『AS』のインタビューで、「ずっと左サイドバックだったが、レアル・マドリードでセンターバックにコンバートされた」と説明。守備に特化したタイプではなく、攻撃参加を持ち味とする選手だと語っている。
レアル・マドリードのカンテラで育ち、カスティージャまで昇格すると、2020年にレガネスへ完全移籍。加入後すぐに主力に定着し、スペイン2部で経験を積んだ。
その後は2022/23シーズンにジローナへ期限付き移籍し、ラ・リーガ25試合に出場。翌2023/24シーズンにはカディスへレンタルされ、リーグ戦30試合に出場した。
2024/25シーズンにはレガネスへ復帰。昇格を果たしていたクラブでラ・リーガ31試合に出場し、スペイン1部でも安定して出場機会を得ている。
つまり、C大阪に加入したのは、ただ「元レアル」という肩書を持つ選手ではなく、直近数シーズンにわたってラ・リーガでコンスタントにプレーしてきた実力者だ。
なぜレンタル移籍ばかり? 背景にあるレアルとの契約事情
ただ、そのキャリアをたどると気になる点がある。
ジローナ、カディス、アル・アラビ、パナシナイコス、そして今回のC大阪。なぜエルナンデスは、これほど期限付き移籍を繰り返しているのか。
背景にあるのが、レアル・マドリードとレガネスの間で結ばれた契約だ。
スペイン紙『AS』によれば、エルナンデスが2020年にレアルからレガネスへ移籍した際、レアル側は将来の移籍に関する権利の50%を保持した。つまり、レガネスが他クラブへ完全移籍させた場合、移籍金の一部をレアルに渡す必要がある。
一方、レンタル料にはこの条件が適用されないという。そのためレガネスにとっては、完全移籍で手放すより、期限付き移籍でレンタル料を得る方が経済的なメリットが大きい場合がある。
もちろん、ジローナやカディスへの移籍には、本人がラ・リーガでのプレーを望んだという競技面での理由もあった。
それでも『AS』は今年7月、レガネスがレアルへの支払いを避けるため、再び有償レンタルでの放出を検討していると報じていた。
今回のC大阪移籍も期限付き。レガネスとの契約が2027年6月までとされる中、その最終年を日本で過ごすことになる。
レンタル移籍の多さは、本人の評価だけでなく、こうした契約上の事情にも左右されてきたようだ。ラ・リーガで豊富な経験を積んできた左利きDFが、日本でどのようなプレーを見せてくれるのか注目したい。
(文・金山悠吾)
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