今夏、リールは前線の新たな選択肢として日本代表FW上田綺世を獲得した。昨季までフェイエノールトでプレーしていたストライカーには、リーグ戦だけでなく、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)も戦うチームの攻撃を支える役割が期待されている。フランスの『Flashscore』は3日、オリヴィエ・ジルーとの兼ね合いも含め、リールのセンターフォワード事情に注目している。
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上田綺世とオリヴィエ・ジルーは共存?
リールには現在、最前線を主戦場とする選手が複数いるものの、状況は決して単純ではない。なかでも大きな存在感を持つのがジルーだ。38歳となった現在も決定力を備えている一方、シーズンを通してすべての試合を任せられる年齢ではない。
そこで重要になるのが上田の存在だ。
上田は昨季フェイエノールトで公式戦26ゴールを記録。エールディビジでは31試合で25ゴールを挙げ、今季も開幕から好調を維持している。『Flashscore』は、状態の良い上田がリールに新たな攻撃の勢いをもたらす可能性を指摘している。
リールのオリヴィエ・レタン会長も、上田について「欧州や国際舞台で認められたゴールスコアラー、フィニッシャー」と評価。「才能のあるセンターフォワードで、すでに欧州での経験もある」と期待を寄せている。
同メディアでコメントしたオランダ人ジャーナリストのポール・ウィンターズ氏は、上田を「真のボックス内のハンター」と表現。昨季は公式戦で26ゴールを記録し、その多くをペナルティーエリア内から決めていることから、ゴール前でのポジショニングや動き出しを強みとして挙げている。
一方で、ジルーとは特徴が異なる。ジルーは前線でボールを収め、周囲を生かすプレーにも長けたストライカー。一方の上田は、ゴール前での動きやフィニッシュに強みを持つタイプと紹介。
だからこそ、リールにとっては単純な「ジルーから上田へ」という世代交代ではなく、2人の特徴をどう生かしていくかがポイントになる。
もちろん、上田には新天地への適応という課題もある。新たなチームでどれだけ早く周囲との連係を築けるか。そしてジルーが健在な中で、どのように出場機会をつかみ、自らの得点力を発揮するのか。
リーグ戦に加えてCLも戦うリールにとって、前線の層と質は重要な要素になる。経験豊富なジルーと、新たに加わった上田。タイプの異なる2人のストライカーをどう組み合わせるのか。その起用法は、今季のリールの攻撃を左右するポイントの一つになりそうだ。
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