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「60分が限界」から日本代表初招集。森保監督が強調した齋藤俊輔の“成長曲線”、ベルギーで示された「2倍」の数字

text by 編集部 photo by Getty Images
齋藤俊輔
日本代表に初選出された齋藤俊輔【写真:Getty Images】



 日本代表に初招集された齋藤俊輔。森保一監督は選出理由の一つとして、ベルギーで見せる「成長曲線」を強調した。かつて「60分が限界」だった21歳は、欧州でどのような成長を遂げたのか。



「60分が限界」から走力は2倍に

 日本サッカー協会(JFA)は17日、国際親善試合に臨む日本代表メンバーを発表。ベルギー1部のKVCウェステルローでプレーする齋藤が、初めてA代表に名を連ねた。

 横浜F・マリノスの育成組織、桐光学園高校を経て2024年に水戸ホーリーホックへ加入。ドリブルを武器に、2025シーズンはJ2リーグで27試合8得点を記録し、U-20日本代表としてFIFA U-20ワールドカップにも出場した。

 今年1月にウェステルローへ完全移籍。今季は左ウイングを主戦場に、リーグ戦6試合すべてに先発して3得点。9月5日のKVメヘレン戦では2ゴールを奪い、4-0の大勝に貢献した。

 森保監督も今回の会見で、齋藤について「明らかにチームの中心」と評価。得点やアシストだけでなく、攻撃の起点になれる点にも触れた。

「映像として見る中で、成長曲線が間違いなく良くなっている」

 その「成長曲線」は、ベルギーで報じられた具体的な数字にも表れている。

 現地メディア『Voetbalkrant.com』によると、ウェステルローのイサメ・シャライ監督は、齋藤が日本の2部リーグから加入した当初について「強度は大きな衝撃だった。60分が限界になることも多かった」と振り返っている。

 しかし、クラブがフィジカル面の強化に取り組み、昨季後半と今夏のプレシーズンを経験。現在は「より多くのものを出せる」と、その成長を評価した。


 さらにベルギー紙『Nieuwsblad』によれば、加入当初は1試合のハイスピードランが約600メートルだったのに対し、現在は1200メートルまで増加。半年ほどで「2倍」になったという。

 シャライ監督は「フィジカル面でかなり鍛え上げた」と説明。現在はチームの戦術的な原則を理解し、英語がまだ十分ではない中でも、セットプレーでは周囲に指示を出す姿も見られるという。

 一方、森保監督は「攻守、特に守備の部分は上げてもらいたい」とさらなる成長も求めつつ、「まず武器を持っているのは素晴らしい」と攻撃面を評価した。

 日本からベルギーへ渡り、強度に適応し、その中で自らの武器を発揮できるようになったことが、今回の初招集にもつながったのだろう。

 「60分が限界」だったベルギー挑戦のスタートから約8カ月。現地で示された数字の変化は、森保監督が強調した齋藤の「成長曲線」を象徴している。初めての日本代表活動で、その成長ぶりをどこまで見せられるか注目したい。

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【了】

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