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「シュートストップが一番自信」小久保玲央ブライアン、代表GK3人の競争で鈴木彩艶と早川友基から吸収

text by 竹中愛美 photo by Editor
日本代表 小久保玲央ブライアン

日本代表の小久保玲央ブライアン【写真:編集部】



 日本代表に招集されている小久保玲央ブライアンが、GK3人の競争の中で自身の成長につなげようとしている。鈴木彩艶からはキャッチング、早川友基からは足の運びと、それぞれの長所に刺激を受けているという。9月28日のベネズエラ戦でA代表デビューの可能性もある中、「自分にないものをどんどん磨き上げなきゃ」とさらなる成長を見据えている。



「後ろから落ち着きを出せれば」初先発の可能性を前に、小久保玲央ブライアンが見据える役割

 今回の代表活動でGKとして招集されているのは、小久保玲央ブライアン、鈴木彩艶、早川友基の3人。小久保にとって、2人とともに過ごす時間は、自身の成長につながる刺激に満ちている。

 2024年のパリ五輪世代として大舞台を経験し、シュートストップを武器に存在感を示してきた小久保には、「国防」という愛称もついている。その名を自らの力に変えながら、今回の代表活動では2人のGKから新たなものを吸収している。

「やっぱ2人は全然違うので、彩艶はパワフルで、しっかりボールをキャッチするっていう意識はすごいなって改めて感じたのと、早くんはやっぱり足の運びとか、そういうところはうまいなって思うので、自分にないものは、残り9日間ぐらいですけど、しっかり吸収できたらいいなと思います」

 すでに練習の中でも、具体的な発見がある。鈴木のキャッチングを見て、「お前、ここキャッチすんの?」と感じる場面があり、早川の足の運びからは、シュートストップの範囲を広げる部分でも刺激を受けているという。

「彩艶のキャッチングのところは上手いので、『あ、お前ここキャッチすんの?』っていうのはあるので、そこはアイツもキャッチって言ってきますし、早くんは足の運びがうまいので、そこでシュート(ストップ)範囲も広がってるので、2人とも細かいなってのがあるので、自分ももっとそういうないものをどんどん磨き上げなきゃいけないなとは思ってます」

 鈴木と同じ代表活動に参加するのは、2024年のパリ五輪前にアメリカで活動して以来だという。今後も代表での競争が続くことを意識しながら、小久保自身も競争の中に身を置いていく。

「今後、彼もずっと選ばれ続けるでしょうし、自分もそこはしっかり選ばれて、早くんともいろんなゴールキーパーとも争っていきたいなと思ってます」

 そのうえで、小久保が自身の武器として挙げるのがシュートストップだ。

「シュートストップが一番自分の中で自信があるので、近い距離、遠い距離は、もしあした出れば見せていきたいなと思います」



 森保一監督はベネズエラ戦で「代表初キャップになる選手や経験の浅い選手たちをスタートで起用」する方針を示している。小久保にもA代表デビューの可能性がある中、もし初めて先発することになれば、自分自身だけでなく、フレッシュなメンバーを後方から支える役割も意識している。

「フレッシュな選手が出た場合は、自分が出るのもやっぱ初めてですし、そこで出た場合、後ろから初めてのスタメンだといえ、しっかり後ろから落ち着きを出せていければいいなと思ってます」

 南米のベネズエラを相手に、GKとして警戒しているのは裏への対応やセットプレー。「裏抜けだったり、ちょっと粗さがある」と相手の特徴にも触れながら、「そういうところでしっかり落ち着かせていけたらいいなと思ってます」と話す。

 そして、実際に代表デビューの瞬間を迎えれば、「それはまあ、緊張しますね」と率直な思いも明かした。それでも、その舞台は小久保が海外挑戦を決断した理由の一つでもあった。

「海外に行った理由もそこ、あした、次のまた横浜・国立のためだったので、ここでデビューするのはやっぱもう自分の中での夢のまた夢だったので、もう楽しみでしかないです」

 最後に「国防が見られるか」と報道陣に聞かれると、小久保は笑いながら、その言葉への思いを語った。

「国防っていう名前をつけてもらったからには、しっかり国を守らせていただかなきゃいけないので、ゴールと国を守って、そのあだ名に恥じぬように頑張っていけたらなと思います」

 代表GKとしての競争の中で、2人のライバルから学び、自分自身の武器を磨き続ける。初めてのA代表戦を前に、小久保は「国防」の名に恥じないプレーを見せる準備を進めている。

(取材・文:竹中愛美)

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