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サッカー日本代表、谷村海那は伊東純也とセットで見たかった。45分間だけのプレーがもったいない理由

text by 編集部 photo by Getty Images

伊東純也と谷村海那
伊東純也と谷村海那【写真:Getty Images】



 サッカー日本代表は1日、キリンカップサッカー2026でエクアドル代表と対戦し、PK戦の末、勝利を収めた。この試合で先発に抜擢されたFW谷村海那の評価は分かれるところだが、前半だけでなく、後半にも出場機会があれば、より持ち味を発揮できていたかもしれない。



谷村海那の持ち味は後半の方が出たのでは?

 森保一監督は試合後の記者会見で、谷村をスタートから起用した意図について「最初から強度の高い中で何ができるか」ということを求めていたと明かしている。

 その谷村は最前線で奮闘した。ボールを収めてからのチャンスメークも見せ、オフサイドにこそなったが、自らフィニッシュに持ち込む形も作った。

 しかし、本来の持ち味を存分に発揮できたかと言えばそうではない。その理由については、エクアドルの強度が高かったことはもちろん、周囲とのかみ合わせという部分だろう。

 シャドーで先発した久保建英と鈴木唯人、ウイングバックで先発した中村敬斗と堂安律は、自らアイデアを生み、ゴールまでの道を作り出せる選手たちだ。前半は、エクアドルのブロックがしっかり機能していたこともあり、ゴールエリアよりも少し手前、2列目とその脇で何ができるか、という部分にフォーカスされており、谷村には少し降りた位置で彼らを活かす役割が与えられていた。



 また、中村と堂安はともに利き足とは逆のサイドでプレーしている。縦に抜け出してからのクロスという場面は限られ、堂安は切り返してから久保と連係、中村はカットインからフィニッシュという得意な形を見せ続けていたため、ボックス内で勝負できる谷村にボールが入ることは少なかった。

 後半は鎌田大地や伊東純也が入ったことでボールの前進がよりスムーズになっただけでなく、オープンな展開の中で3バック脇の瀬古歩夢と伊藤洋輝も高い位置を取れるようになった。

 また、後半にピッチに入った伊東と相馬勇紀は、縦への抜け出しからのクロスを得意としているという共通点がある。前半よりも多くのクロスがボックス内に放り込まれる環境は整っていた。

 とくに伊東は前線の動きを見逃さず、そこへ正確無比なクロスを送り届けることができる達人だ。ボックス内での一瞬の動きとワンタッチフィニッシュを得意とする谷村との相性は抜群なはずで、このセットなら遅咲きのストライカーにもよりチャンスがあったのではないかと考察する。

 もちろん、後半に出ていたとしても、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)にも出場するほどの実力を持つエクアドルを前に、横浜F・マリノスで見せているような持ち味を同じレベルで発揮できていたかはわからない。

 それでも、谷村をたった45分間だけで終わらせてしまうのはかなりもったいないのではないか。シリーズ残り1試合の中で伊東と谷村の組み合わせを試す価値はありそうだ。

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