【写真:Getty Images】
中国代表は6日、重慶国際サッカー招待大会でタジキスタン代表に0-1で敗れた。ニュージーランド代表に0-3、パレスチナ代表に0-5で敗れたのに続く3連敗となり、3試合連続無得点で計9失点。中国紙『上観新聞』は7日、一連の4試合について「さまざまなものを無秩序に詰め込んだ“ごちゃ混ぜの鍋料理”のようだった」と皮肉り、シャオ・ジャーイー監督に「戦略なし、戦術なし、情熱なし」という3つの問題が露呈したと痛烈に批判した。
中国代表が悪夢の3連敗
今回の4試合は、2027年AFCアジアカップへ向けた実戦テストの意味合いもあった。中国は初戦でモルディブ代表を3-0で破ったものの、その後は3連敗。同紙は、本来なら明確な戦い方を固め、主力の骨格を作り、適した布陣を確認する機会だったとしたうえで、「4試合を終えて、収穫はほぼゼロだった」と厳しく総括している。
まず問題視されたのが「戦略」だ。4試合で先発メンバーを大きく入れ替え続け、固定された主力の骨格も明確な選手選考の軸も見えなかったと指摘。18歳のファン・シェンハオが3試合で計197分出場した一方、国内リーグで結果を残しているガオ・ティエンイーはわずか13分の出場にとどまったことを疑問視している。
戦術面への批判はさらに厳しい。同紙は、主力を欠いた状況でもニュージーランドやパレスチナを相手に4バックと高い位置からのプレスを続けた結果、攻守が大きく分断されたと分析。攻撃でも安定した前進ができず、サイドからのクロスの精度も低く、中盤から縦へボールを供給できないままロングボールに頼ったと厳しい目を向けた。「戦術理念は机上のものでしかない」と述べた上で、選手の能力に応じた現実的な修正ができていないと断じた。
そして3つ目が「情熱」だった。0-5で惨敗したパレスチナ戦では、守備で集中を欠く場面や雑なクリアが目立ち、選手同士の声掛けやカバーも不足。同紙は、失点後も互いを鼓舞する姿がほとんど見られず、「まるでただ試合を消化しているだけのようだった」と指摘した。一方で相手は球際で激しく戦っており、その姿勢には大きな差があったと論じている。
同紙は「技術は磨くことができ、戦術も調整できる。しかし、情熱と闘志はチームの最低ラインだ」と強調した。アジアカップへの準備期間が限られる中、3連敗で浮き彫りになったのは攻守の問題だけではない。戦略、戦術、そしてチームとして戦う姿勢まで問われる結果となり、シャオ・ジャーイー監督には早急な立て直しが求められている。
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