
オンライン取材に応じるなでしこジャパンの高橋はな【画像:スクリーンショット】
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は、日本時間10月10日にハイチ代表、14日にドイツ代表と対戦する。今回の欧州遠征で、WEリーグから唯一選出されたのが三菱重工浦和レッズレディースの高橋はなだ。アジア競技大会で国内組が3大会連続の金メダルを獲得したことに刺激を受ける一方、自身は負傷から復帰し、約半年ぶりの代表活動となる。国内でプレーを続ける選手としての責任を胸に、世界の強豪との対戦に臨む。
WEリーグ唯一の選出「どこまでできるか、責任を持って」
今回の欧州遠征で、WEリーグから唯一の選出となった高橋はな。6月の代表活動は負傷の影響で参加できず、狩野倫久監督の就任後、新体制での代表合宿に臨むのも初めてとなる。
「狩野監督になってから、新体制っていうところでは、私は初めての代表合宿の参加になるので、非常に楽しみな気持ちがすごく大きいです。その中で、ピッチ内外で自分が求められていることを最大限発揮できるように、準備を怠らず、いろんなものに目を向けてやっていきたいなと思います」
アジア大会では、大場朱羽を除いてWEリーグの選手たちが中心となり、3大会連続の金メダルを獲得した。同じリーグでプレーする選手たちの活躍は、高橋にとって大きな刺激になったという。
「アジア大会では、特にWEリーグからの選手が中心として大会を戦っていて、実際に優勝という結果をつかんだところで、同じWEリーグの仲間として非常にうれしかったですし、本当にたくさんの刺激をもらいました」
アジア大会で国内組が結果を残したことは、今後のメンバー争いへの意識にもつながっている。高橋自身、来年のワールドカップに向けて競争がさらに激しくなると感じており、今回の遠征でも成長を目指す。
「WEリーグにも本当に素晴らしい選手たちがたくさんいますし、実際にアジア競技大会でもあれだけ活躍をして、結果を残してきた選手たちがいるので、本当に私は負けられないな、もっともっと頑張らなきゃなと思っています。
今回、WEリーグからの選出は私だけになりましたけど、浦和の代表としても、WEリーグの代表としても、どれだけやれるのかを見られていると思う。私がどこまでできるかというので、そこの見られ方も変わってくるかと思うので、そこに対してもしっかり責任を持って、全力でプレーしていきたいです」
高橋はセンターバックだけでなく、サイドバックやフォワードなど複数のポジションをこなしてきた。どのポジションでも「魂」を前面に出す姿勢は変わらないが、プレー面では準備を重視する。
「私は魂を売りにしているので、どのポジションでも、そういった気持ちの部分は出せるところだと思うので、そこは誰よりも出していきたいなと思っています。
どのポジションに入るにしても、それなりの準備をしっかりとして、頭に叩き込む必要があると思います。自分自身の守備面で言ったら、対人で負けないところであったり、空中戦で戦うところとか、キックで何か違いを見せられればいいかなと思います」
対戦するハイチやドイツには、身体能力やスピードに優れた選手がそろう。個人として何を意識するか問われると、「準備のスピードがすべて」と強調した。
「チームとして狙いがあると思うので、そこはまた共有したいところですけど、個人としては、やはり準備のスピード、そこがすべてかなと思うので、まずはしっかり集中して、準備するところから入りたいなと思います」
海外でプレーする選手が増えるなか、高橋は国内で戦い続けることにもこだわりを持つ。
「私は浦和で勝ち続けたいし、そこで世界に出たいっていう目標もあるので。どこでプレーしても、自分がやるかやらないか、そこが一番大事だとは思います。国内で、浦和でプレーしているからこそ、ここまでできるんだぞっていうところも見せられればいいなと思うので、頑張りたいと思います」
アジア大会で結果を残した国内組の活躍を刺激に、高橋もまた、WEリーグで戦い続ける選手として、浦和を背負う選手として、欧州の舞台で自らの力を示そうとしている。
(取材・文:竹中愛美)
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