
アジア競技大会3連覇を達成したなでしこジャパン【写真:Getty Images】
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は10月2日、第20回アジア競技大会決勝で北朝鮮女子代表と対戦し、延長戦でも決着がつかず、PK戦の末に勝利。大会3連覇、史上最多4度目の優勝を果たした。国内組を中心に戦い抜いたなでしこジャパンの激闘を、元なでしこジャパンの大竹七未氏はどう見たのか。試合の内容から今後の代表争いなど、話を聞いた。(語り手:大竹七未)[1/9ページ]
国内組でつかんだ3連覇に「日本の女子サッカー界の底上げを感じる」

決勝でなでしこジャパン初先発となった大箸桜子【写真:Getty Images】
ーー決勝は死闘でしたが、大会3連覇を達成しました。まず率直に試合の感想からいただけますでしょうか?
「国内組で形成されたメンバーで、苦しい戦いになったものの、しっかりと3連覇を成し遂げられたところは、素晴らしかったなと思います」
ーー今回は国際Aマッチデーの期間外に行われたこともあり海外組を呼ぶのが難しかったこと、さらには、U-20女子ワールドカップ(W杯)とも日程が重なったことなどから、国内組でメンバーを編成しました。そういう中でも勝ち切ったところが、評価に値するところでしょうか?
「そうですね、やっぱり日本の女子サッカー界の底上げを感じます」
ーーなるほど。そうですよね。本当に厳しい連戦の中、戦い抜いたところですが、決勝は準決勝の韓国戦からスタメンを2名変更という形で、柳瀬楓菜選手と大箸桜子選手が起用されました。大箸選手に関しては、なでしこジャパン初先発と抜擢された形ですが、その辺りはいかがでしたか?
「確かに初先発で、決勝の舞台は、相当プレッシャーもかかると思いますし、失敗は許されないポジション(大箸選手はセンターバックを務めた)だったりもするので。そう考えると、ちゃんと統率をしていく部分に関しても結構難しかったとは思うんですけど、自分の仕事はしっかりとできていたと思います」
ーー空中戦でも競り負けていなかったですし、フィジカルが強い印象を受けました。
「フィジカルで負けてないとか、最後の部分でやらせなかったところがすごく良かったですよね。チャンスを作られてしまっていたけれども、本当に最後のところ、体を張って、いい状態でやらせなかったのはすごい良かった。
でも、守備で考えたら、結果的に2失点しているところは、全体的な課題ではあるけれども、チームとして考えたときに2点ちゃんと取り返して結果的に勝てた部分と、あれだけ結構チャンスをすごく作られた中でも、最後のところをしっかりと守りきれた部分が良かったかなと思います」