
柏レイソル リカルド・ロドリゲス監督【写真:松岡健三郎】
柏レイソルは14日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージ第2節でポートFC(タイ)に5-1で勝利した。前半28分までに5得点を奪う圧巻の立ち上がりを見せた一方、後半はシュートわずか2本で無得点。試合後、リカルド・ロドリゲス監督はハーフタイムに3人を交代させた狙いと、後半に攻撃が停滞した背景について説明した。
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前半5得点で3枚替え。指揮官が明かした狙い
柏は、試合開始早々に久保藤次郎が先制ゴールを奪うと、10分に垣田裕暉が追加点。15分には原川力がPKを決め、さらに26分に汰木康也、28分に山内日向汰がネットを揺らし、開始30分を待たずに5点のリードを奪った。
「早い段階、前半の25分、30分ほどで複数ゴールを取れたことは素晴らしかったです。素晴らしいスタートを切れたと思います。そのおかげで落ち着いて試合を進めることができたというのは重要だったと思います」
そう振り返ったリカルド監督は、ハーフタイムに3人を交代。古賀太陽、中川敦瑛、久保藤次郎を下げ、犬飼智也、小西雄大、長南開史を投入した。
5点リードという状況で決断した大胆な選手交代。その目的について、指揮官はこう説明した。
「なかなか今までプレー機会を与えることができていなかった選手たちに、プレー機会を与えるという目的もありました」
加えて、17日に控える名古屋グランパス戦に向けて、主力の一部に休息を与える狙いもあったという。
後半シュート2本。相手の修正と前線の消耗
しかし、後半は様相が一変した。
ポートFCが5バック気味の守備に変更すると、柏は攻撃の糸口を見つけられなくなった。前半12本を記録したシュートは、後半わずか2本。64分にはCKから失点した。
リカルド監督は相手のシステム変更について「そこに適応することが若干難しかった部分もあった」と説明。さらに、攻撃が停滞した背景として前線の選手たちの消耗にも言及した。
「我々のプレー強度からすると、特に守備のところの強度の高さを考慮すると、前線の3人が90分持つというのは、なかなか難しい」
通常であれば前線の選手を交代させることが多いが、この試合ではハーフタイムに3枚の交代カードを切っていた。
さらに、負傷明けの原田亘も長時間のプレーが難しく、61分に山之内佑成と交代。最後の交代枠については、山内に代えて瀬川祐輔を投入するか、垣田に代えて細谷真大を投入するかを検討し、最終的に前者を選んだ。
こうした状況から、試合終盤に前線の選手が消耗することは「十分予想される部分」だったという。
それでも、指揮官は汰木、垣田、山内の3人について「素晴らしいパフォーマンスをしてくれていた」と評価。「重要なのは勝ち点3を取ること」と、ACLE初勝利を喜んだ。
前半の大量得点によって、出場機会の少なかった選手を起用し、次戦に向けた休養も確保できた。一方で、相手のシステム変更への対応と、前線のプレー強度を維持する難しさも表面化した。
5-1という大勝の裏には、勝利を確実にしながら、選手の起用と消耗をどう管理するかという指揮官の判断があった。
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