
スタートダッシュに成功した“意外な”欧州クラブ5選【写真:Getty Images】
欧州各国のリーグ戦が開幕してから約1カ月が経過した。マンチェスター・ユナイテッドのように低迷する名門がある一方で、前評判を覆す躍進を遂げているクラブもある。今回は、良い意味で予想を裏切り、スタートダッシュに成功した欧州のクラブをピックアップして紹介する。(成績は10月28日時点)[1/5ページ]
ブライトン(イングランド)
ブライトンDFルイス・ダンク【写真:Getty Images】
監督:ファビアン・ヒュルツェラー
26/27シーズンリーグ成績:5勝1分2敗(3位)
【好調の要因は?】
2026/27シーズン序盤のプレミアリーグで台風の目となっているのがブライトンだ。
今夏にはエースのダニー・ウェルベックや、最終ラインからのビルドアップで重要な役割を担っていたヤン・ポール・ファン・ヘッケらが移籍。それでも、第8節終了時点で5勝1分2敗の3位と上位につけている。
好調を維持できている要因の一つが、ファビアン・ヒュルツェラー監督による柔軟な戦術マネジメントだ。
昨季まで不動の両翼を担っていた三笘薫とヤンクバ・ミンテを負傷で欠く中、本職が左SBのマクシム・デ・カイペルを左WG、本職が中盤のディエゴ・ゴメスを右WGに抜擢。その中で、ハイプレスによって相手に息をつかせない高強度のフットボールを展開している。
開幕戦のアストン・ヴィラ戦で4-0の大勝を収めると、第5節のアーセナル戦ではプレミアリーグ王者に3-0で完勝。いずれの試合でも、ハイプレスで相手を圧倒した。
主力が流出した一方で、新戦力も期待に応える活躍を見せている。特にCBのルカ・ヴシュコビッチは、相手のロングボールに対して圧倒的な空中戦の強さを発揮し、相手に攻撃の起点を作らせていない。
フロント主導の補強と現場での選手のパフォーマンスがかみ合っていることが、スタートダッシュに成功した要因だ。
【これからの課題は…?】
課題は、この勢いをシーズンを通して維持できるかどうかだ。ヒュルツェラー監督のチームは昨季までパフォーマンスの波が激しく、今季はECLとリーグ戦を並行して戦う必要もある。
直近ではチェコのヤブロネツとのアウェイゲームをスコアレスドローで終え、中2日で臨んだプレミアリーグではリヴァプールに敗れた。
過密日程の中でも高強度のフットボールを維持できるかが、今後の焦点となるだろう。