ロビン・ファン・ペルシ(左)とビクトール・バルデス(右)【写真:Getty Images】
今季からプレミアリーグに昇格するミドルスブラが2人のビッグネーム獲得に迫っている。英紙『ガーディアン』が報じた。
1人目は元バルセロナのGKビクトール・バルデスだ。マンチェスター・ユナイテッド移籍以降は不遇の時を過ごし、昨季後半戦はベルギー1部のスタンダール・リエージュに期限付き移籍していたが、現在はフリーになっている。
ミドルスブラには昨季まで正守護神を務めた37歳の元ギリシャ代表ディミトリオス・コンスタントプーロスと、元レアル・マドリーの控えGKトマス・メヒアスが在籍している。しかし、アイトール・カランカ監督はこの2人ではプレミアリーグのレベルに不十分と考え、GKの補強を切望しているという。
スペインで一時代を築いたV・バルデスは、同胞のカランカ監督が思い描く理想の人材で『ガーディアン』紙は7日にもメディカルチェックを受けて正式契約にサインするとしている。同選手はツイッターでミドルスブラをフォローし始めており、移籍決定はまもなくだろう。
そして2人目はフェネルバフチェ所属のオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシである。古巣アーセナルへの電撃復帰もささやかれたベテランはトルコでの生活に馴染めず、指揮官との関係も良くない。結果を残しているにもかかわらず途中出場の多い起用法に不満を抱えているとされる。
そこでミドルスブラのカランカ監督が動いた。前線のデイビッド・ニュージェントやクリスティアン・ストゥアニ、ジョーダン・ローデスはプレミアリーグのレベルでは明らかに力不足で、得点力向上のためストライカーの補強が求められところにファン・ペルシを迎えようとしている。
こちらはV・バルデスと違ってフェネルバフチェに打診している段階ですぐに移籍決定とはならないが、選手自身は慣れ親しんだイングランドへの復帰に前向きのようだ。
今季はプレミアリーグ残留が目標となるミドルスブラは積極補強に動いていおり、すでにアヤックスからデンマーク代表FWヴィクトル・フィッシャー、アタランタからオランダ人MFマルテン・デ・ローン、スポルティング・ヒホンからコロンビア人DFベルナルド・エスピノサを獲得している。
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