サンプドリアを退団したアントニオ・カッサーノ【写真:Getty Images】
サンプドリアを退団した元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノは、フリーエージェントとなった現在の生活を楽しんでいる様子だ。伊メディア『スカイ・スポーツ』に自身の現状を語った。
サンプで構想外となり、クラブに契約解除を求めていたカッサーノは、1月25日に退団が決定。セリエBのヴィルトゥス・エンテッラが獲得への関心を認めていたが、本人が希望しているというセリエAからのオファーは届かず、1月末で移籍市場が閉じてもフリーのままとなっている。
サンプはカッサーノがコンディションを維持するため、2月末までプリマベーラ(ユースチーム)の練習に参加することを許している。「朝食を食べ、昼食を食べ、若者たちと一緒に練習をする。家での生活を過ごして、落ちついているよ。熱意を維持するためにも、若者たちと一緒にやるのを楽しんでいる」とカッサーノは語った。
今後については、焦ることなくオファーを待とうとしているようだ。「何が良い話があれば準備ができているようにしたい。そうでなければベビーシッターと、妻の代理人でもやるよ」とコメント。カッサーノの妻カロリーナ・マルチャリスは水球の選手であり、結婚・出産により引退していたが6年ぶりに復帰しているという。
若くして天才ともてはやされ、ローマやレアル・マドリーなどでもプレーしたカッサーノも34歳。新たなクラブを見つけ、もう一花咲かせることができるだろうか。
【了】