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マンU、EL優勝で“最悪の未来”を回避。CL出場決まりグリーズマン獲得交渉も加速か

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ監督
ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 現地時間24日にヨーロッパリーグ(EL)決勝の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッドはアヤックスと対戦し2-0の勝利をおさめた。この結果、EL初優勝に加えて来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。財政面に関わる最悪の事態を回避した。

 先日、英メディア『BBC』はユナイテッドのEL優勝は最重要課題だと報じている。ユナイテッドはアディダスと10年契約を結んだ際に最低7億5000万ポンド(約1300億円)が保証されているが、この中にはペナルティ条項も含まれており、2シーズン連続でCL出場を逃した場合はペナルティ条項が発動し、2100万ポンド(約31億円)の収益がなくなるという話だった。

 また、CL出場によって獲得する賞金もなくなるため、合計5000万ポンド(約73億円)を超える損失が出ることに。2100万ポンドは今季予想の年間収益30%に相当するとのことで、財政面から考えると大きな痛手だ。しかし、ユナイテッドは見事にEL優勝を果たして最悪の事態を回避している。

 ユナイテッドは現在、アトレティコ・マドリーに所属するアントワーヌ・グリーズマン獲得に向けた交渉を行なっている。移籍金は8500万ポンド(約123億円)とされており、EL優勝がなければ交渉が決裂していた可能性も。

 また、グリーズマンの移籍交渉において、ユナイテッドのCL出場権獲得が条件になっているとも報じられており、今回のEL優勝で交渉が加速するかもしれない。

【了】

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