バレンシアのMFジョフレー・コンドグビア【写真:Getty Images】
バレンシアのMFジョフレー・コンドグビアの代理人は、過去の取引を後悔している。イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』で話した。
25歳のコンドグビアは2015年にインテルの一員になったが、期待された活躍はできなかった。そのため今季はバレンシアにレンタルされており、スペインで復活。再び評価を高めている。
インテルは同選手をレンタルした際、2500万ユーロ(約32億5000万円)での完全移籍オプションをつけた。
コンドグビアの弟で代理人を務めるエバンス氏は、「バレンシアと話し合った。監督と会長は買取オプションを行使したいという意思を繰り返している。インテルの意向も影響するが、とにかくバレンシアが優先だ。それが兄の希望だからね」と述べている。
ただし、「自分の仕事をしなければいけない。すでに3つのクラブと連絡を取った。スペインが1つ、プレミアが1つ、そしてイタリアが1つだ」と、関心を示すクラブがほかにもあることを明かした。
2015年のインテル行きの際には、ミランからも関心があった。同代理人は「兄がインテルに行きたがった。ただ、今思うとミランの方がうまく状況に対応する術を分かっていたと感じる」とコメント。「私が思うに、問題は環境だった。内部でいろいろ起きたが、兄はうまくやるために落ち着きが必要だ。インテルにいたときは、彼を獲得するのに4000万ユーロ(約52億円)かかったとか、そんなことばかり言われていたんだ」と、選手が活躍するための環境が十分でなかったと指摘した。
インテルの将来を担う存在になれると期待されていたコンドグビア。ミランに行っていたら、違う今があったのだろうか。
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