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酒井高徳、主将としてチーム引っ張るも劇的逆転負け。伊藤は途中出場で存在感

text by 編集部 photo by Getty Images

酒井高徳
酒井高徳【写真:Getty Images】

【ハンブルガーSV 2-3 ダルムシュタット ブンデスリーガ2部第26節】

 ドイツ・ブンデスリーガ2部第26節が現地時間の16日に行われ、DF酒井高徳とU-22日本代表MF伊藤達哉が所属する2位ハンブルガーSVがホームで12位ダルムシュタットと対戦し、2-3で逆転負けを喫した。

 キャプテンマークを巻いた酒井は右サイドバックで3試合連続の先発を果たした。前半から積極的に攻撃参加し、守備でも安定したプレーを見せた。伊藤はベンチスタートとなり、57分から途中出場となった。伊藤は左サイドで積極的に仕掛け、存在感を見せた。

 試合はハンブルガーSVが先制する。5分、ペナルティエリアからやや離れた左寄りの位置からオズジャンがFKを蹴ると、中央でジャッタが頭で合わせ、先制点を決めた。さらに16分、ナレイがペナルティエリア内で倒され、PKを獲得。このPKをラソッガが決め、ハンブルガーSVが試合開始早々に2点のリードを奪った。

 だが、ハンブルガーSVはダルムシュタットの反撃にあう。52分、中央にいたヤニックがセンターライン付近から左サイドのマルビンにロングボール。ペナルティエリアまで持ち込んだマルビンが冷静に決めた。中央に絞っていた酒井が必死に戻るも、追いつかず。ダルムシュタットが1点差に詰め寄った。

 すると57分、ナレイに代わり伊藤が投入される。直後の59分、左サイドからペナルティエリア内でボールを受けた伊藤がシュート。これはゴール右に外れた。だが、投入直後から積極的な姿勢を見せる。

 ハンブルガーSVの流れだったが、ダルムシュタットが同点に追いつく。82分、ペナルティエリア手前の右寄りの位置からのFKをトビアスが決め、同点に追いついた。

 だが、劇的展開が最後に待っていた。後半AT、左サイドで受けたマルビンが中に切り込み、シュート。これがゴール左に決まり、終了間際にハンブルガーSVが逆転を許した。後半ATの逆転弾でリードを許したハンブルガーSVは12位ダルムシュタットに敗戦した。

【得点者】
5分 1-0 ジャッタ(ハンブルガーSV)
16分 2-0 ラソッガ(ハンブルガーSV)
52分 2-1 マルビン(ダルムシュタット)
82分 2-2 トビアス(ダルムシュタット)
90+2分 2-3 マルビン(ダルムシュタット)

【了】

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