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アルゼンチンの消えた逸材5人(3)。天国から地獄へ…欧州で鳴かず飛ばず…バルセロナ戦デビューゴールも…

シリーズ:消えた逸材5人 text by 編集部 photo by Getty Images

若くして才能を披露して高く評価された選手が、そのままスター選手として活躍し続ける保証はない。怪我やプレッシャーに苦しみコンディションを落とす選手がいれば、ピッチ外での問題で活躍の場を失っていく選手も多い。今回は大きな期待を背負いながらも、大舞台から姿を消したアルゼンチン人選手を紹介する。

北京で輝くも…欧州では鳴かず飛ばず

ルシアーノ・モンソン
【写真:Getty Images】



DF:ルシアーノ・モンソン
現所属クラブ:アトレティコ・トゥクマン(アルゼンチン)


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 ボカ・ジュニアーズ下部組織出身のルシアーノ・モンソンは2008年にトップチームデビュー。07/08シーズンはリーグ戦14試合に出場した。そして北京五輪でアルゼンチン代表の金メダル獲得に貢献すると、そこでの活躍が認められ2008年8月にレアル・ベティスへレンタルでの加入となった。

 同年9月のバルセロナ戦でデビューを果たすと、いきなり移籍後初ゴール。スペインでの戦列デビューとなったが、シーズン終了後にボカへ復帰。2011年にはフランスのニースと4年契約を結んだ。ニースでは公式戦40試合の出場を記録した。

 モンソンは2012年8月にリヨンへ加入。しかし出場機会に恵まれず、翌年にブラジルのフルミネンセにレンタル。さらに2013年にはイタリアのカターニャへ移籍となった。その後は欧州でのプレーはなく、ボカへの復帰、ウニベルシダ・デ・チレへの移籍を経て、2019年にアトレティコ・トゥクマンへ加入した。

 北京五輪で金メダル獲得に貢献した左サイドバックもA代表では通算7試合にとどまり、期待された通りの活躍を見せることはできなかった。

【了】

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