マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース

テン・ハフ監督のアヤックスでゴール量産

　マンチェスター・ユナイテッドは、RBライプツィヒのオランダ人FWブライアン・ブロビーの獲得に動く見通しであると報じられている。期待の若手FWであるブロビーとは何者だろうか。

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　現在20歳のブロビーはアヤックス下部組織で育ったストライカー。強靭なフィジカルや高い得点力を武器とし、ベルギー代表FWロメル・ルカクのようなタイプであるとも評されている。

　2020年には18歳でアヤックスのトップチームにデビューし、短い出場時間ながらも公式戦6ゴールを挙げる活躍。だが2020/21シーズン限りで契約は満了し、フリーとなってドイツのRBライプツィヒへと移籍した。

　結果的にはライプツィヒへの移籍はブロビーにとって良い選択とはならず、わずかな出場機会しか得ることができなかった。今年1月にはレンタルの形で古巣アヤックスに復帰。そこで再び調子を取り戻し、シーズン後半戦はエールディビジで11試合7得点とゴールを重ねることになった。

　驚異的なのは出場時間あたりの得点ペースだ。アヤックスでもレギュラーに定着したわけではなく交代出場が多かったが、エールディビジでの2シーズンで23試合に出場して10得点。プレー時間で考えると約59分あたり1ゴールを挙げている。2020/21シーズンに出場したヨーロッパリーグでも交代出場6試合で3ゴールを記録し、約46分あたり1ゴールという得点率を残した。

　アヤックスへのレンタルでシーズンを終えたあと、本人はライプツィヒに戻らずアヤックスに残ることを希望。クラブも再獲得に向けた交渉を行っているようだ。だが、ユナイテッドがそこに割って入ろうとしていると報じられている。

　ブロビーをアヤックスでデビューさせたのも、またライプツィヒからのレンタルで復帰させたのも、今季からユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督だ。そのテン・ハフ監督がブロビーの獲得に乗り出し、本人に誘いをかけていると英紙『タイムズ』は伝えた。

　今年5月にテン・ハフ監督のユナイテッド就任が決定した際には、ブロビーは「2年後くらいに呼んでくれたら」と会見でジョークを飛ばしていた。だがその希望はすぐに実現する可能性もあるのかもしれない。

【了】