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【写真：Getty Images】

冨安の移籍は実現するか？

　アーセナルに所属する26歳のサッカー日本代表DF冨安健洋は2度目の膝の手術を行ったことにより、シーズン半ばではあるものの一足早く今季終了となった。その冨安に対して、スペインの名門バルセロナが関心を示している。英メディア『THE 4TH OFFICIAL』は3月29日に、冨安の移籍が実現するのかについて報じた。

　
　
　スペインメディア『Fichajes.net』は28日に、バルセロナが右サイドバックのポジション強化に向けて動いていること、そしてターゲットに冨安の名前があがっていることを伝えた。また、SD（スポーツディレクター）デコ氏が、冨安の調査のためにロンドンに特使を送ったことも報じている。

　『THE 4TH OFFICIAL』は、「もはやスタメンではないアーセナルのDFの獲得をバルセロナは望んでいる。クラブは彼を売却すべきだろうか」と前置きし、冨安のスペイン行きはあり得るのか次のように言及した。

「冨安は右と左のサイドバック、そしてセンターバックとして活躍できる。しかし、怪我に悩まされており成長が妨げられている状況だ。チーム内での彼の重要度は下がりつつあるため、より安い移籍金でも放出を決断するかもしれない。また、バルセロナも財政問題を抱えており、より高額の移籍金を支払うことは不可能だ」

　さらに、同メディアは、「冨安を売却して必要なお金を得るべきなのは明らかだ」と述べた上で、「より出場機会を得られるチームでプレーした方が良い。アーセナルも売却でいくらかの金額を得ることができるため、この移籍には賛成するはずだ」と、負傷離脱を繰り返しており序列が下がりつつある冨安を売却できることから、アーセナルにとっても良い取引になると指摘している。

　冨安の契約は26年6月までとなっており、延長オプションを行使しない限りは来夏でのフリー移籍が可能だ。アーセナルがフリーでの退団を防ごうとした場合、バルセロナへの移籍が実現する可能性もある。