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【写真:Getty Images】
堂安獲得に動く?
ドイツ・ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトは、SCフライブルクに所属するサッカー日本代表MF堂安律の獲得に関心を示しているようだ。ドイツメディア『Sport Bild』は2日に、今夏の移籍市場でフランクフルトが堂安獲得に動く可能性と、移籍が成立する条件について伝えた。
フライブルクに所属する堂安は、今季リーグ戦27試合に出場して8ゴール5アシストを記録。名実ともにクラブの中心選手として、印象的な活躍を見せている。
クラブのクレーメンス・ハルテンバッハSD(スポーツディレクター)は、基本的に堂安の残留を望むものの、「もし(移籍に)最適な時期があるとすれば、今夏の移籍市場だろう」と、今夏の移籍の可能性を認めていた。
そんな堂安に関心を示しているのが、昨季で現役を引退して、現在はセカンドチームでアシスタントコーチを務める元日本代表キャプテンの長谷部誠氏も在籍するフランクフルトだ。
同メディアは、「フライブルクは堂安の移籍金に2000〜2500万ユーロ(約32〜40億円)を要求している。それでも、フランクフルトは依然として日本人選手に関心を示している」と、堂安の移籍に対してクラブが求めるであろう移籍金を報じている。
ただし、移籍が成立するには条件があると指摘しており、「取引を左右するのは、フランクフルトがUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を獲得できるかどうかだ。堂安はこれまでフライブルクとPSVアイントホーフェンでヨーロッパリーグには出場したが、キャリアの中でまだCLを経験していない」と、CL出場権が鍵になることを指摘した。
また、フランクフルトで今季13ゴール4アシストと活躍しているFWヒューゴ・エキチケの去就と後釜が誰になるのかも条件に関わってくるようだ。同選手に関しては、プレミアリーグの複数クラブが関心を示しており、移籍専門記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も3月22日にXの投稿でそれを認めている。
リーグ戦27試合を消化した時点で、フランクフルトは3位につけている。CL出場圏内の4位マインツとは3ポイント差、UEFAヨーロッパリーグ圏内の5位とはわずか5ポイント差だ。仮にフランクフルトがCL出場圏内で今季を終えた場合、今夏の移籍市場で堂安獲得に動くかもしれない。
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