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【写真：Getty Images】

菅原のナポリ移籍は実現するか？

　イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属するサッカー日本代表DF菅原由勢の獲得に、イタリア・セリエAの名門ナポリが関心を示しているようだ。ナポリ専門メディア『AreaNapoli』は現地時間3日に、今夏の菅原のナポリへの移籍は濃厚だと伝えている。

　移籍専門記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は自身のXにて、「ナポリは右サイドバックの候補者に菅原由勢を加えた。彼は夏に向けて注目されている選手の一人だ」と、30節を終えた時点でリーグ2位につけているナポリが菅原獲得に関心を示していると報じていた。

　この報道を受けて、同メディアは、かつてクラブの広報を務めて現在は記者として活躍しているマッシモ・スパルネッリ氏が、クラブの今夏の移籍市場の動きについて次のように言及したことを伝えている。

「次のメルカートでナポリは誰を獲得するだろうか？ 日本人が来るだろう。彼が6月のナポリの補強になり得ると確信している」

　具体的な名前については言及されていないが、ロマーノ氏も報じていたようにこれは菅原のことを指していると同メディアは指摘している。

　一方で、英メディア『TRIBAL FOOTBALL』は3月31日に、リーグ戦30試合を消化した時点で19位とは7ポイント差の最下位に落ち込んでいるサウサンプトンは、降格が濃厚であることから今夏の移籍市場で選手の大量放出を検討していると伝えた。そして放出リストの中には菅原の名前もあり、クラブも引き留めに動く可能性は低そうだ。

　ナポリはリーグ戦30試合が終了した時点で、首位のインテルとは3ポイント差の2位につけている。仮に菅原の移籍が実現すれば、来季はセリエA優勝争い、そしてUEFAチャンピオンズリーグでの戦いを控えているクラブへの大きなステップアップとなる。